お金の話　１８　自分のスキルを上げるための勉強

働かずに月数万円で生きていけるように生活を変えるのも重要ですが、大部分の人は何らかの仕事をすることになるでしょう。
ではこれからの時代、どんな仕事をすればいいのか。

経済を上向かせる方法は簡単で、一人一人が経済的な財を作る能力をあげることです。一人一人がより多く稼げるようにすること。これがもっともよい経済政策です。
それってつまり教育なんです。

今の中学・高校の無理やり詰め込んで記憶させるやり方って、能力としてはもはやそんなに必要ないんですよね。
でもその能力がある人が、割といい大学に行って学歴が高いという事になり、大学でほとんど学ばないまま卒業するから社会に能力の低い人間が出てくる。

教育を変えていく事で、10年後に働く人たちの能力が上がるわけです。

教育って別に大学とか高校だけでやる話ではなくて、プログラマーになりますとか、和菓子を作りますとか、なんでもいいんです。要は普通の人とは違った能力を身につける、ということです。

また、「自分のスキルを上げるための勉強はどうやったらいいのか」という質問も多いです。
勉強という言い方をするとハードルが上がるのですが、要は他の人が必要としている知識で自分が興味あるものをいかに伸ばすか、ということに尽きると思います。

例えば、フランスで「日本語を教える先生になります」と言えば仕事は手に入ると思うんです。日本語しゃべれる人が周りにいないから。
でも日本で「日本語の教師やります」と言って食べていけるかというと結構難しいと思います。
周りの人ほとんどが日本語しゃべれますから。

という感じで、自分の能力も、競争相手がいないところを選べばいいわけです。

他の人が知りたいと思っているけど知らないもので、自分が興味あるものは何か、誰が何をしているか、自分は何が得意か、というところで勉強するものを決める、というのもいいと思います。