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「福祉プラスのまちづくり コンセプトブック制作ワークショップ vol.6」を開催しました!

文:藤本遼(ふじもと・りょう)

2024年3月27日(水)に高砂コミュニティセンターにて「福祉プラスのまちづくり コンセプトブック制作ワークショップ vol.6(最終回)」を開催しました。みなさんといろいろな議論や対話を重ねながら制作してきた「コンセプトブック」が、いよいよその最終の姿を現します!ぜひ、ワクワクしながら読み進めてください。

まずはイベントの振り返りから

2月と3月にそれぞれ開催した「ふくフク商店街」と「ふくフクフェス」。元々コンセプトブックの制作に関わるつもりで当ワークショップに参加したメンバーも、すべての方がいずれか、あるいは両方の企画をお手伝いしていたようです(!)。最終回の第6回は、そんな「コアなみなさん」と一緒に進めていく回でした。

研究員メンバー・平田さんは「ふくフクフェス」に引き続き、娘さんと一緒に参加!家族を巻き込んでいく姿勢、素晴らしいですね(笑)。

まずは、各種イベントの振り返り。中でも、商店街の「なりきりカフェ」へのコメントが多数ありました。「なりきりカフェ」とは、お店の前でガチャガチャを引いて、そこに書かれている「役柄」になりきって店内で過ごす、という企画。「見えない・聞こえない体験、あるいはギャルになってみるなど、普段の自分とは違う自分になることでいろんな視点と立場で感じることができた」とのコメントが複数ありました。

年度末ということもあってか、普段より参加者が少し少ないように感じましたが、それでも25名ほどの方が集まってくださっていました。

また「福祉プラスのまちづくり事業がスタートする前には地域の中でつながるということがあまりなかったけれど、ふくフク研究所やさまざまな取り組みを通してそれが自然とできるようになっていった」というコメントも。運営側としても非常にうれしい状況が生まれているようです。

逆に「普段は車椅子の子どもの参加が難しいイベントが多いけれど、ふくフクフェスの時は参加していた車椅子ユーザーの子どもたちがとても楽しそうにしていたので、事前にもっと声かけをしたらよかった」という反省も。一度みんなで景色を共有することの重要性を感じることができると、次につながっていきますね。

福祉プラスのまちづくりコンセプトブック、校正祭り!

さあ、この日の本題は、コンセプトブックの最終校正作業。超メインイベントです。ほぼ最終稿になったデータにみんなでもりもり目を通します。30分ほどの時間をかけて、誤っている箇所がないか、表記がおかしなところはないかなど、メンバーで確認しました。

各自のタブレットやスマホでチェック。できるだけペーパーレスで進めています。

事前に事務局側でもチェックしていましたが、たくさんの人の目を通すと最終的に追加でいくつかの間違いや気になる点が洗い出されます。いろんな視点が混ざることの重要性を改めて感じるタイミングでした。

最後に、この半年間や冊子を読んでの感想をシェア。

「このワークショップの現場に来て、福祉の意味を知った。そして、自分の人生が変わっていった。今までもバリアフリーに生きてきた自信はあるが、さらにバリアフリーになった。来年はもっとふくらむフクシ研究所に関わりたい。また、障がいのあるメンバーが今後どんどん関わっていくといいんじゃないか」
「最初はコンセプトブックの制作と思って参加していたので、なぜフェスの企画運営?と少し懐疑的だった。でも結果それがあったからこそ、自然な思いやいろんな人の関わりを引き出すことができた。体験しながら、みんなで共有しながら進めていくことの大切さを知った」

など、またしても素敵なコメントをいただきました。

最初は慣れませんでしたが、グループで話して全体にシェア、という流れも板についてきましたね。来年度も関わってくださるみなさんと対話をしながら進めていけるとうれしいです!

制作メンバーと一緒に進んできた半年間。間に合うのか!?というタイミングもありましたが、無事に年度内に制作が終了しました。今回「福祉プラスのまちづくり コンセプトブック制作ワークショップ」に参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。また、それを近くで支えてくださったみなさん、応援してくださったみなさん、これから読んでくださるであろうみなさん、ありがとうございます。そして、ぜひ今後ともいろいろな形で関わっていただけますと幸いです。


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