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簡単10分「お家でおけいこ」③「重い・軽い」

「お家でおけいこ」3回目の今日は「重い・軽い」の学習をします。この単元は今までの「大きい・小さい」「長い・短い」とは異なり、目で見て判断することが出来ません。なので、はじめは「重い」「軽い」をお子さん自身が体感出来るように工夫をしましょう。小学校入試用のペーパー問題ではペーパー上だけで「重い」「軽い」を判断しなけらばいけない問題も出題だれます。シーソーなどの問題がそれに該当しますが、その問題を解くには「見た目の絵に騙されることなく、どちらが重いかを判断する力」が求められます。

【重い・軽い】学習目安時間:10分 用意する物:粘土やそれを入れる箱、ボールや風船など

○粘土を詰めた同じ大きさの箱(キャラメルや駄菓子の箱)を2つ以上用意します。この時、詰める粘土の量はそれぞれ予め変えておいて下さい。そして、お子さんに「この中でどれが一番重いかな?」「箱が軽い順番に並べてみて」などと実際に箱を手に取り、重さを確かめるように指示して下さい。お子さんが正しく重さを判断、並べることが出来たら沢山、褒めてあげましょう。

○次に「見た目は大きいけど軽い物」「見た目は小さいけど重い物」を用意します。例としては大きくて軽いボールや風船、小さくて重みのあるミニカーや電池などがいいでしょう。そして「どちらが重いかな?(あるいは軽いかな?」と聞き、今度は触らず見た目で答えてもらいます。お子さんが正しい解答をしても、間違った解答をしても、「実際に持って確かめてみよう!」と言い、答え合わせをしましょう。

◎今日の学習のめあては「重い・軽い」の概念が分かること。そして「見た目は重そうだけど軽いもの」「見た目は軽そうだけど重い物」があることを知り、判断出来るようになることです。どんなに大きなゾウが居たとしても中身が空気であれば軽いですよね?

◎応用◎実物を使って判断が付くようになれば、次には動物や車などの絵を描いて、その横にブロックを置きます。Aの動物の重さはブロック2個分、Bの動物の重さはブロック5個分、Cの動物の重さはブロック7個分、「では、どの動物が一番重いでしょう?」など、触らなくても重さを判断する要素があることに気付かせます。私の場合はよく「ものすごーーーく大きくても軽いゾウさんやものすごーーーく小さくて持つのがやっとな位のアリさん」を例に話をします。実際のゾウやアリでは有り得ないことですが、その中身の素材が違えば、当然、そのようなことも起こり得るのです。そのことが理解出来るようになれば、お子さん自身、物を見た時に「重そう」「軽そう」という見立て、つまり重さの予測、判断出来るようになると思います。シーソーなどのペーパー問題は無理やり教え込むよりもまずは、実物を使い、しっかりとお子さん自身が実体験を伴い理解してから取組むようにして下さい。幼児のお子さんの学習では詰込みや一時的な暗記よりもよりもまずは基礎が大切です。

いかがでしたか?「量」の概念は小学校入学後の学習でも出てきますので、しっかりとその基礎を学習してほしいと思います。

今日のおけいこはこれでおしまいです。大変良く出来ました!!

それでは、また次回も一緒に楽しく学習をしましょう。

*現在、お教室は移転して福岡市南区長丘になっております。

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