日本由来の外来種

皆さんは、日本の植物の中にも、海外で猛威を振るっている種類が存在しているということを知っていましたか?日本の植物が、海外の生態系にどのような影響を与えているのか、知らない方も多いと思います。そこで今回は、アメリカで厄介者になっているクズを紹介していきます。

 日本では、クズは、くず粉として料理に使われるほか、漢方薬などとしても活躍しています。くず粉から作られる葛切りは、のど越しがよく、日本でも大人気の和菓子です。しかし、そんなクズがアメリカでは、グリーンモンスターとして知られています。もともと園芸植物や、斜面の土壌流出を食い止める手段として広められたクズですが、環境が適していたこともあり、歯止めが効かない程に繁茂してしまいました。繁茂を防ぐために、つるの刈り取りが行われていますが、地上に出ている部分だけを刈り取っても、地中の根からまた新しい葉が出てきてしまい、なかなか繁茂を防ぐことはできません。また、クズは、広範囲に広がるので、手間やコストもその分かかります。

 このように、丈夫で駆除の難しいクズですが、秋の七草にも数えられる魅力的な植物です。ぜひ、皆さんも、有効活用できる手段を考えてみてください

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