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だれでも参加できる、世界的な研究! ネットボランティアと人工知能

オランダ語の学習新聞を読んでいたら、"Walrus from Space project" というプロジェクトが紹介されていました。

Start! weekklant, 29 november - 5 december 2021 号より

WWF-UK と the British Antarctic Survey の共同研究で、セイウチの保護のため、セイウチの生息地域を衛星写真で特定するのですが、インターネット上のボランティアが、人工衛星写真からセイウチを探し出します。
こちらが、そのプロジェクトのページ。

面白そうなので、私もとりあえず参加。最初は自分にできるかなって不安になるけど、分かりやすい説明と、練習問題が20問あるので、安心して始められます。
ちなみに、私は20問中17問正解でした。
(練習問題で間違いが多いと、練習やり直しになるのかな?)


いずれはコンピュータ(人工知能/機械学習)でやるんだろうけど、そのためのトレーニングデータ集めでしょうか。メカニカルタルクですね。

というのも、プログラミング教室で中学生・高校生に人工知能・Computer Vision を教えているのですが、まさにその分野の取り組みです。
うちの生徒に、将来鳥博士の中学生や、(もと?)恐竜博士の中学生もいて、こういう研究をぜひ紹介したい。
これまで、定番の顔検出プログラムや、動画ファイルからボールを検出して、その軌跡を調べるというプロジェクトに取り組みました(サッカーやってる子も多いので)。

これは、プログラム教室のカリキュラム例。

画像からボールを検出、動画では軌跡が描けます。


こういう、世界中のボランティアをインターネットで募って、マンパワーを要する研究や、地域的な情報収取が必要な研究を広く行う研究手法が盛んになっています。生物系、環境系の研究は特に、この研究手法が効果を発揮しますね。

そして、集まれられた知見をもとに、今度はそれをコンピュータ/ロボットで高速・大量に行うことで、研究が圧倒的に加速します。


そういう世界をリードできる子供たちを、どんどん育てたい。


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