レポート「まちのコミュニティナース学科」

2023年10月10日 10:25

みなさん、こんにちは！
8月27日に開催された「コミュニティナース学科」のレポート的感想記事をお届けします。担当はコミュニティナース学科1期生　しみよ　です。
そうなんです、この学科は1期生、2期生･･･と修了生を輩出しています。コミュニティナース学科は座学と実践から成り、修了後それぞれで実践していくのが本当の狙いなんです！本当の大学みたいですね。全講程を終えると、修了式が行われ、宣言証書が渡されます。しかもコミュニティナースカンパニーのロゴ付きで！宣言証書にはこう書かれています「コミュニティナースよ　実践家たれ　そして　幸せであれ」。さて、どんな講座だったのでしょう？

1期講座のおさらい

１期の座学はレポート　ふくまち大学「まちの健康学部コミュニティナース学科」｜ふくまち大学 (note.com)をご覧ください。
１期の講座の主題は２つでした。
ひとつは、レポートに書かれている、「コミュニティナース（以下「コミナス」と省略）とはなにか？」
そしてもうひとつは、「参加したメンバーがコミナスとして何が出来るか。」これを加藤せんせいがひとりひとりの自己紹介から拾い上げて実践の場を考えてくださいました。

２期講座では半年間の活動展開の報告も

では２期は？
主題は３つ。

ひとつは、基本の「コミナスとはなにか？」。

今回もお話の要所で語られましたが、コミナスは看護師の資格等ではなく、在り方をそう呼ぶのです。

「ヒトとコトをつなぎ、まちを元気にする」
「地域の力を引き出し、まちの可能性を広げる」
「地域に必要な機能をつくる」　
そんな実践ができる人

キーワードは

「あえて『医療立場』で出会わない」

現在の看護は病気やケガと強くひもづいています。健康なうちから出会い、おせっかいできる関係になるには、あえて看護師の〇〇ですという出会い方はしません。私はまだ看護師さんにお世話にならないわ、と最初のつながりがそこで切れてしまわないようにするためです。私たちだって地域に暮らすひとりですから。

お互い様の気持ちで地域に佇み人と人として心地よく出会うことで、その人らしい生き方に伴走できたらコミナス人生は幸せだね、と加藤せんせいは大尊敬の訪問看護師・秋山正子さんの言葉と共に伝えてくれました。

二つめは、加藤せんせいが考えるこれから

加藤せんせいが１期の後、カフェでの出会いから何を考え、どんな活動をしてきたか、これから何を考えているかのお話がありました。
例えば、安心できるさりげない「暮しのなかでがんサロン」、　いろんな人と時間も距離も状態も関係なく繋がって困りごとを解決する「仮想空間がんサロン（アバターメタバース）やAI活用」、医療福祉職が存在しない中小企業での御用聞き「企業×コミナス」　、医療・介護・コミュニティをつなぐ「コミュニティナースステーション」など、アイデアは出会いのたびに生まれる様子。他にも、潜在看護師の復帰しやすい仕組みづくりも考えているということでした。

そして三つ目は、参加者の言葉。

ひとりひとりが語った、自己紹介とふりかえりは、何かが起こる予感しかありませんでした。

まず、冒頭に加藤せんせいから語られた言葉が、実はコミュニティナースそのものだったので書き留めておきます！

今回の集まりは、みんなの声を聴くことを一番大切に考えている。そして、ここで個人的に語ったことは口外しない。

あーコミナスだぁ、安心して言葉が発せられる場づくりが自然に行われてるよー、と１期生の私は感動！

そして、

コミナスはご縁、相手のことを知るのが大切

ということで、最初に自己紹介！参加したきっかけと共に語られました。
いろんな方がいらっしゃいました。年齢も性別も、動きやすさや立場も様々。すでにもう深い！

講義で話された　加藤せんせいの考えるこれから　についても、何回聞いてもワクワクする、確立していないのも面白い、などという感想が出ました。受講者が自分事として聞いていた姿勢がうかがえます。

講義の後のふりかえりは、ほぼ決意表明でした。意識高っ！加藤せんせいのやってきたことに対し、同調するだけでなく、自分はこうしたい、この部分を補いたいなど、もうハートあふれる発言が続々！加藤せんせいも、自分がやりたいことが言語化できていると絶賛でした。

という恐ろしい成果のあったわずか1時間半でした。