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【6/28(水)】FX環境認識およびトレードプラン


総称

昨日はドル安円安ユーロ高の相場であった。

しかしニューヨーク時間の「6月消費者信頼感指数」や「5月新築住宅販売件数」の上振れに伴い、米国の堅調さが表れたこと+次回FOMCでの利上げが濃厚となったことから、最終的にはドル買いの相場となった。

ドル円については一時144円を突破。
現在は反発を食らっているが、総合的にみて円買いの要素が限りなく薄いため、今後は多少の押し目を付けながら145円まで上昇するとみている。

なお、月末(29、30日)はドル買い需要がでてくると思われるため、個人的には28日までは押し目形成、29日以降はドル買いの相場となるようなイメージでいる。

なお、本日22時半からECRフォーラムでパネルディスカッションがあるが、パウエル議長は昨日の住宅指数を踏まえてタカ派発言、ラガルド総裁も利上げに前向きなことからタカ派発言が濃厚であり、本日はドル高ユーロ高円安になりそうだとみている。

そのため、基本はドル円ユーロ円の押し目買いをメインでトレードしていく。


<本日の大まかなトレードプラン>

  1. スキャルピング(数時間単位)~デイトレ(数時間~数日)メイン

  2. エントリー通貨:①ドル円/②ユーロ円/③GOLD/④GBPUSD


主要通貨の環境認識

USDJPY

<エントリー>
 ・スキャルピングロング(◎)
 ・デイトレロング(◎)
 
<ファンダ>
 
・月末の機関投資家のリバランス売り
 ・日銀の口先介入
  →円高圧力の要因
 ・「5月新築住宅販売件数」の結果から、次回FOMCでの利上げが濃厚
 ・「6月消費者信頼感指数」の結果から、米国景気が堅調であること
 ・そのためECBフォーラムでもタカ派発言の可能性大 
 ・月末のドル需要
  →ドル高要因

日銀の介入の条件もまだ整っていなく、実弾介入は現状なさそうなので、中期的には円安相場が継続するものと思われる。
次回7月末の日銀政策決定会合で、YCC修正についてサプライズの可能性は秘めているが、1か月後なのでそこまで考慮していない。

ある程度の浅い押し目を付け、145円までは上昇する可能性が高い。

<テクニカル>
 
以下に記載。

<詳細エントリープラン>
■デイトレードプラン(数時間~数日)
以下の記載するある程度深い押し目を付けた際は、デイトレでロングを保有しようと思う(浅い押し目の場合は見送り)。
<押し目買いポイント>
以下のポイントで、指値ロングで数ポジ仕込んでおく。

USDJPY/押し目買いポイント

①143.860円付近
 M30(黄色)フィボ:23.6%付近
 SL:143.260円
 TP:CMT(分割利確)→144.450円(リスクリワード1:1.02)
   BC(最終利確目標)→144.900円(リスクリワード1:1.26)
    ※円高要因が一応あるので、少し謙虚気味に設定
②143.800円付近
 
キリ番で多少意識されるゾーンであるため。
  SL:143.260円
  TP:CMT(分割利確)→144.450円(リスクリワード1:1.2)
    BC(最終利確目標)→144.900円(リスクリワード1:1.41)
③143.650円のキリ番
 
H1フィボ:61.8%付近
  SL:142.985円
  TP:CMT(分割利確)→144.450円(リスクリワード1:1.18)
    BC(最終利確目標)→144.900円(リスクリワード1:1.92)

スキャルピングプラン(~数時間)
直近のファンダ要因を見ても買い一辺倒にはなりにくい相場だが、基本的には押し目買い。下図の黄色フィボを参考に、押し目を随時ロングで検討。


EURJPY

<エントリー>
 ・
デイトレロング(◎)
 ・スキャルピングロング(◎) 

<ファンダ>
 
・ECBフォーラムで7月の利上げについて再度言及
 ・そのためECBフォーラムでもタカ派発言の可能性大 
  →ユーロ高が継続
 ・日銀の政策変更なし
  →円安要因

<テクニカル>
 
下記に記載

<詳細エントリープラン>
■デイトレードプラン(数時間~数日)
基本は押し目買いの場所を探していくが、ECBフォーラムを控えているため本日中はそこまでボラが出なさそうなので優先度は低め。
一応具体的な押し目買いポイントは下記の通り。

<押し目買いポイント>
指値ロングで、数ポジ仕込んでおく。

EUREURJPY/押し目買いポイント


①157.500円付近
 M30(黄色)フィボ:23.6%付近
SL:156.780円付近(黄色フィボ50%の下)
TP:CMT・BC→158.910円付近(リスクリワード1:2.29)

②157.310円付近
 
H1(赤色)フィボ:23.6%付近
SL:156.780円付近(黄色フィボ50%の下)
TP:CMT・BC→158.910円付近(リスクリワード1:3.13)

157.150円付近
 
M30(黄色)フィボ:38.2%付近
SL:156.360円付近(赤色フィボ61.8%の下)
TP:CMT・BC→158.910円付近(リスクリワード1:2.35)

■スキャルピングプラン(~数時間)
直近のファンダ要因を見ても買い一辺倒にはなりにくい相場だが、基本的には押し目買い。下図の黄色フィボを参考に、押し目を随時ロングで検討。


GBPUSD

<エントリー>
 ・
デイトレロング(▲)
 ・デイトレショート(△)
 ・スキャルピングロング(〇)
 ・スキャルピングショート(〇)

<ファンダ>
 
・「5月新築住宅販売件数」の結果から、次回FOMCでの利上げが濃厚
 ・「6月消費者信頼感指数」の結果から、米国景気が堅調であること
 ・そのためECBフォーラムでもタカ派発言の可能性大 
  →ドル高要因
 
・6月のBOEで利上げに踏み切るも、インフレ率の高さが懸念
  →ポンドの不安定さが残る

以上のことから、本日のECBフォーラムのディスカッション次第で下落する期待値のほうが高そう。

<テクニカル>
・W1フィボ:61.8%反発
・MN1フィボ:23.6%反発
 →下目線
・D1上昇ウェッジ上限反発
・H1フィボ:61.8%反発
・H4切り上げラインサポート反発
 →上目線
・現在H4ベースの三角持ち合い形成中
 →三角持ち合いの抜けた方向次第で、今後の中期的な方向が決まりそう。
  いま一番アツい通貨。

GBPGBPUSD/1時間足

EURUSDと同様にどっちつかずの値動きになりそうだが、テクニカルでみてみると、上か下かどちらかに大きく抜けそうな場面となっている。
2021年6月~2022年9月まで続いていた大きな下落の高安に対してフィボを引いたとき、W1フィボ:61.8%(1.28017)付近となっており、今週は陰線反発で終了している。
さらにMN1のフィボ:23.6%と重なっているのも下落する大きな要因。

一方で、D1以下の下位足ベースでは、D1上昇ウェッジ上限+H4切り上げライン+H1フィボ:61.8~78.6%がちょうど重なる箇所であり、現在もかなり意識されて上昇反発している。

基本は上位足のほうが優先されるが、さてどうなるか。
現状は上か下か際どいところだが(多少は下優勢だろうが)、方向性が出るとそちらの方向に一気に進む可能性を秘めているので、本日のECBフォーラムあたりにで大きく動いてきそう。
動向を引き続き注視していきたい通貨。


<詳細エントリープラン>
■デイトレードプラン(数時間~数日)

基本的には三角持ち合いを抜けた方向に順張りでエントリー。
※エントリー時は、その時の値動きでTPとSLを設定する予定。

■スキャルピングプラン(~数時間)
上図のように、三角持ち合い上限下限から、反発の値動きを見せたら逆張りでスキャルピングロング/ショートを狙っていく。


その他通貨の環境認識

ゴールド(XAUUSD)

<エントリー>
 ・
スイングロング(▲)
 ・スキャルピングロング(▲)
 ・スキャルピングショート(◎)

<ファンダ>
・現状はリスクオフでもリスクオンでも、利子の付くドル買いの流れ
 →ドル高が優勢な現在、ゴールドは売られ気味。だが底堅い現状もある

※本日のECBフォーラム次第でドル高となった場合、1900ドルのそこブレイクも可能性としてはあり得ると考えている。

<テクニカル>
・D1上昇チャネル下限をしたブレイク
・レジスタンスラインが多く、上値が重い
 →下優勢

■スイングプラン(数日~数週間)
スイングでロングを検討するなら、ロング優勢になってから。
来年以降に米国(ドル)が利下げに踏み切るのは確実なため、リスクオフとしてゴールド買いに流れる傾向となるだろう。
その際は、おそらく最高値の2070ドルを超えてくる想定。
テクニカル的にも、現状の位置がD1ベースの上昇5波の起点のため、底からロングを保有していきたいプランがある。
しかし現状はテクニカル的にもファンダ的にもショート目線なので、気長に時を待ちたい。
ただ、ロングを仕掛けるのはそう遠くはない。

■スキャルピングプラン(~数時間)

XAUUSD/4時間足

①現状は戻り売り一択(1919.500ドル付近からショートしたい)

②しかし、D1フィボ61.8%付近(1909.000ドル付近)やH1下降チャネル下限の反発でロングシグナルが出た際は、数時間単位の保有でスキャルロングも検討したい。


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