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【7/14(金)】FX環境認識およびトレードプラン


総称

昨日は米国のディスインフレから、あらゆる通貨に対して終日ドルが売られる相場となった。

また原油価格レンジブレイクからの上昇に伴い、オセアニア通貨(豪ドル・ニュージードル)も全面高が継続。

結果、AUDUSD・NZDUSDあたりのロングが一番伸びた。

本日の値動きとしては、ドルインデックスの暴落からもドルの全面安は継続。円については日経平均株価の下落や日銀の政策変更(YCC修正 or 撤廃)の意識から、円買いの円高となっている。

非常に強かったオセアニア通貨に関しては、原油価格の上昇が一旦の節目を迎えており、多少オセアニア通貨高が続いているが、現状は落ち着いている。
しかしながら、OPECプラスの減産やロシアの供給減少、リビアの抗議活動からの油田の操業停止などで、原油高は中期的にも続いていくと予想している。

豪ドルに関しては、7/17(月)の中国のGDP発表までは大きな値動きはなく調整で終わりそうだが、その結果次第では大きくどちらかにブレイクしそう。

上記から、本日については昨日までのドル安の調整+原油上昇の調整で、総合的には大きな値動きはなく、落ち着いた相場となりそう。
大きな経済指標もないことも根拠の一つ。

ドルが全面的に弱いためドルストレートがよさげだが、昨日の大きな上昇の影響で、本日は多少の下落 or レンジ調整となりそう+大きなボラがないため、本日は触らない。

オセアニア通貨に関しても、上記のことから調整相場となりそうなので触らない。

したがって、基本ボラがあるEURJPYとGBPJPYのスキャルピングショートを中心にトレードしていきたい。
また、ゴールドについても中期的には上昇目線なので、チャンスがあればトレードしていく。

正直、想定通りに行く可能性は低いと思っているので、チャンスがなければ今日はもうトレードしない。

<本日の大まかなトレードプラン>

  1. エントリー通貨:①GOLD/②EURJPY/③GBPJPY


主要通貨の環境認識およびトレードプラン

EURJPY

<エントリー>
・スキャルピングショート(◎)

<ファンダ>
・日経平均株価の下落
・日銀の政策変更(YCC修正 or 撤廃)の可能性
 →円高要因
・6月HICPでのコアインフレの再加速→7月ECBで利上げに踏み切る可能性大
 →ユーロ高要因

ユーロ高要因はありつつも鮮度がなく、円高要因がリアルタイムに意識されている相場のため、基本はショート目線。
本日は大きな値動きがないと予想しているので、スキャルピングショートを中心にトレード。

<テクニカル>
D1ベースでは、上昇チャネル上抜け→リバからのチャネル上限反発を確認しており、中長期的には上昇目線。
またH4ベースでも上昇5波の起点となっている。
そのためロングが優勢だが、H4ベースでのWボトムを形成する可能性があり、スキャルピングレベルではショート検討も良し。
なおかつ本日の円高基調からも、短期的なショートを狙っていくプラン。

EURJPY/4時間足

<詳細エントリープラン>
以下の①で、ショートエントリー検討する。
リスクリワードは緑赤ゾーン。分割利確位置も下図記載。

EURJPY/1時間足

①→低Lot×3ポジ


GBPJPY

<エントリー>
 ・スキャルピングショート(◎)

<ファンダ>
・日経平均株価の下落
・日銀の政策変更(YCC修正 or 撤廃)の可能性
 →円高要因
・6月のBOEで利上げに踏み切るも、インフレ率の高さ+生活水準の悪化に伴う先行き不安
 →ポンド安要因
・CPIコア指数が高く、インフレ率の高さが顕著→追加利上げ複数回の可能性
・賃金上昇 
 →ポンド高要因

ユーロと同様でポンドも微妙な立ち位置。
しかしファンダの新鮮度合いでいうと円高が強いので、本日に限ってはショートを検討する。
7/19(水)の英国CPIが非常に重要。
そこまでは、ポンドについては大きな値動きはなさそう。

<テクニカル>
H4ベースの上昇チャネル下限に反発しており、中期的には上昇目線。
とはいえ上値も重いので、多少もみ合いそう。
もみ合う中でのH4ベースのWボトム形成も視野に入れていく。

GBPJPY/4時間足


<詳細エントリープラン>
以下の①で、ショートエントリー検討する。
リスクリワードは緑赤ゾーン。分割利確位置も下図記載。

GPBJPY/1時間足

①→低Lot×3ポジ


その他通貨の環境認識

ゴールド(XAUUSD)

<エントリー>
スイングロング(〇)
・スキャルピングロング(◎)
・スキャルピングショート(◎)

<ファンダ>
・CPIのコアインフレ率が鈍化→ディスインフレ
・CPIの結果を受け、9月の追加利上げの可能性が低下
・PPIのコア指数の低下
 →ドル安要因
・米国の利上げの終了が見えてきた→リセッション懸念からのゴールド買い
 →利子を生まない金の相対的な投資妙味が高まる

<テクニカル>
6月がつ半ばから続いていたレンジ相場を上ブレイクし、直近は上昇目線。
1965~1968ドルまでは上昇しそう。
メインは、1965~1968ドル上昇後の暴落ショートおよびその後の押し目ロング。
D1ベースでは上昇5波の起点であるため、1933~1940ドル付近からのスイングロングも検討していく。

とはいえ本日は調整相場となりそうなので、トレードは難しそうだと思っている。
できたとしても以下詳細プランの①だけかなと。

<詳細エントリープラン>
以下①~③のタイミング、エントリー検討する。
リスクリワードは緑赤ゾーン。分割利確位置も下図記載。

XAUUSD/1時間足

①押し目からのロング
 →本日到達の可能性はあり。
②Wトップなどのショートシグナル形成からのショート
 →レンジブレイク後、レンジと同じ値幅まで上昇した際、その後はレンジ上限まで戻されるジンクスがある。ファンダとは多少逆張りになるがリスクリワードもよく期待値が高いため、それ狙い。
③レンジ上限付近からのロング
 →スイングロングを仕込むのもこの付近から。


スイングロングを検討するなら、1933~1940ドル付近から。
来年以降に米国(ドル)が利下げに踏み切る可能性が高いため、リスクオフとしてゴールド買いに流れる傾向となるだろう。
その際は、おそらく最高値の2070ドルを超えてくる想定。
テクニカル的にも、現状の位置がD1ベースの上昇5波の起点のため、上図③付近からロングを保有していくことを検討する。

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