こんにちは。ふく爺というものです。 普段はTwitterにて、イラストを描いたり、どうでもいいようなことを呟いたりしています。 簡単な自己紹介を。 名前▶︎ふく爺 趣味▶︎絵を描くこと、寝ること。 好きな物▶︎まどマギ、ポケモン、ツイステ、ボカロetc.生息地▶︎Twitter ごく稀に更新します。4、5ヶ月に1本書ければすごいと思います。書いてほしいお題(イラストでも文でも可)があれば、TwitterのDMにてお願いします。
先日、と言ってももうだいぶ経ってしまったが、何度目かの誕生日を迎えた。 ''誕生日''という響きはあまり好きではない。 この世に生まれてからまだ2桁しか四季を繰り返していないが、時間は着々と流れてゆく。 そう、''歳をとる''のだ。別に、歳をとって死ぬのが怖い訳では無い。しわが増えていくのが嫌なわけでもない。 歳をとると、それ相応の責任を負うことになる。 小さいうちは、まだ親が責任を負っていた。 だが、育っていくにつれて自分で責任を負わねばならなくなる。 責任とは、どこで習
あの時、君は笑っていた。 その笑顔は、お世辞にも楽しそうとは思えないものだった。 卒業式の日。 学校に内緒でスマホを持ち込んで、先生にバレないように、校内で友達と写真を撮った。 私は写真が嫌いだ。自分の顔が嫌なんだ。 普段から自分の顔が写るような写真は撮らない。撮りたくもない。 でも、その日だけは何故か自然と写真を撮ることができた。これは、卒業式の魔法なのかもしれない。 「ねえねえ、ハズキちゃん」 写真を撮った後、君は私を呼んだ。 「ん?なに?」 「ムツキのLINEが
東日本大震災が起こってからはや10年がたった。 あのころ、何をしていたっけ。 10年というのは、思った以上に長い。過ぎ去る過去は、訪れる未来の影となって、記憶から徐々に薄れだしていく。 薄れた過去は、鮮明に思い出すのが難しく、大きな出来事でさえも、徐々に消えてなくなっていく。 あのころ、何をしていたっけ。 正直、思い出せない。今より10年若いその頃の自分は、まだ、snsを知らなかった。親の握るガラケーが、Windows7のパソコンが。連絡を取れる小さな魔法だった。 連絡が