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薬剤師国家試験勉強 過去問? それとも専門書? どっちがいい?


 薬剤師国家試験の勉強で過去問と、青本やオレンジ本と呼ばれるなどの専門書どっちで勉強した方がいいですか?
 過去問だけで国家試験受かった! なんて人も中にはいたそうですが、今回はどちらに重点を置くべきか、についてお話していきます🥰


下にYou tube動画Ver用意してあります!
音声や動画がいいよって方はそちらをご覧ください😌


過去問だけ?

1.過去問だけでいいのか?

 まず過去問だけやればいいのか? 結論はNO!です。当然中には「それだけで受かったよ」なんて人もいるかもしれませんが、そんなのは普段から授業をしっかり聞いていて、問題を解いてわからないところを調べている要領がいい人です。
 もちろん自分は要領いいからそれで大丈夫・・・なんて人はいいですが、この記事を見ていただいている大半の人が、過去問だけで大丈夫なのかな? と思っていただいている方だと思うので、国家試験に受かる確率をあげたいという方にはおすすめしません!

 じゃあやらなくてもいいのか? というとそれもNO! です。なぜなら問題を解くことで国家試験の問題の出題傾向や、重要点、引っかけるポイント、計算問題など知ることができるからです。

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 ただしやってはいけないやり方として、答えだけを覚えるやり方です。「いやそんなやついないだろ・・・」と思うかもしれませんが、いるんです。もしくは早くやろうとして答えだけ無意識に覚えてしまう・・・なんてことも多い。これはむしろ時間の無駄なのでやめましょう。


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2.専門書だけでいい?

 では専門書だけでいいのか? NO・・・ではないですが、正直効率はかなり落ちます。やはり過去問を解くことで、要点などを抑えることができます。もちろん専門書にも過去問が一緒に載ってはいますがそれだけで十分かと言われるとやや足りない。
 また専門書を1ページ目から順番に全部やっていく、というやり方。きっちりやらないと気が済まない・・・なんて方、中にはいるかもしれませんが(自分がそうでした)、要領的には悪いです。一番いいのは出題頻度が多いものを抑える。過去問を解いて、わからないところを調べるなんてやり方の方が効率はいい。ただし自分に合ったやり方がそれぞれあると思うので、そこは時間と相談してやりましょう。
 多分今でも自分は1ページ目から最後まで網羅すると思います🤣

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3.どちらに重点を置いた方がいいのか?

 では過去問題集と専門書、どちらに重点を置いた方がいいのか? どのくらいの割合でやったほうがいいのか?
 これはあくまで僕がやった中での経験談ですが、重点を置くべきはやはり専門書。どうしても過去問だけだと理解が浅くなります。
 割合でいうと過去問”3”専門書”7”ぐらいの印象です。



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4.過去問は何年分やればいい?

 じゃあ過去問は何年分やればいいの? と学生の間でも話題になる話ですが、中には20年分やったよ! なんて人もいますが、正直無駄です。過去問を全てやるとかなりの時間がとられます。なんといっても本番は2日かけているわけですし。
 よく言われるのは10年分。これは10年分やればおおよその出題範囲を網羅できるからです。
 ただし先ほども言ったように国家試験を解くのは時間がかかります。
 時間に余裕がある方は堅実に10年分、6年から始めるから時間がないよという方は5年分、もう半年切っちゃった何て方は3年分くらいの印象でしょうか。

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 結論的には残り時間と相談しよう! と思います。



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5.過去問と専門書どっちが先?

 さてではどっちからやったほうがいいのか?
 お勧めはやはり過去問から!
 理由としては、何度も申している通り要点や重要点、傾向を抑えられるからです。
 問題の出題傾向もわからずに専門書を見るだけでは重要点や覚えるところがわからず、中途半端なまま次に行ってしまう。というのが僕の持論です。
 もちろん最初にずーっと過去問、そのあと専門書だけと極端な話ではなく、過去問をやって、わからないところを専門書で見て、一通り終わったら、専門書を詳しく見ていくというのが理想かなと思います😄



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6.いつからやればいい?

 最後にいつからやればいいのか?
 実習生さんからもよく聞かれる質問ですが、個人的なイメージを下に示します。

堅実派  :確実に受かりたい、絶対に落ちたくない!
     →5年の実習の時から少なくとも過去問を見ておこう
      (ベストは6年になるまでに10年分くらい見ておくとOK)

バランス派:実習中は実習に集中したい。バイト・サークルもあるし今の
      うちに遊んでおきたい!
       →6年からしっかりやっていこう
       (過去問に少しは手を付けておく程度)

短期集中型:自分は要領がいい、ぎりぎりじゃないとやる気でない
      短期間の集中力がある!
      →6年の真ん中くらいから
      (ただしこれは諸刃の剣、予定通りいかないと落ちます)
      (とにかく短期で勉強をものすごくできる、普段の授業をしっかり理解しているなどが前提)

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 性格やタイプで違うと思いますがくれぐれも自分を過大評価しすぎないように注意しましょう。
 1年留年することで学費や生活費、本来得ることができた収入を失うことになりかねません。
 自分はかなり不安症なので5年から過去問だけはやっていました。そうすることで6年の時から専門書にかなりの時間を割くことできました。専門書は基礎です。基礎を固めることは本当に重要ですよ😄

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