セーフモードとは？具体例を用いてわかりやすく解説

★わかりやすく解説

セーフモードとは、Windowsが最小限の機能だけを使って起動する特別なモードです。通常の起動とは異なり、セーフモードではドライバやソフトウェアの多くが読み込まれないため、問題の診断や修復に役立ちます。

★具体例を用いた解説

例えば、あなたのPCが突然不調になり、通常の方法で起動しなくなったとします。そんなとき、セーフモードを使って問題を解決できます。

1. PCが正常に起動しない場合：

   • あなたのPCが起動中にフリーズしたり、ブルースクリーンになったりする場合があります。

   • PCを再起動し、起動時に「F8」キーを連打してセーフモードを選択します。

   • セーフモードでは、必要最低限のドライバとソフトウェアだけが読み込まれ、システムが安定します。

   • この状態で、ウイルススキャンを実行したり、最近インストールしたソフトウェアをアンインストールしたりして問題を解決します。

2. 新しいドライバのインストール後に問題が発生した場合：

   • 新しいグラフィックドライバをインストールした後、PCが正常に動作しなくなったとします。

   • セーフモードでPCを起動し、ドライバを以前のバージョンに戻すことができます。

   • セーフモードで「デバイスマネージャー」を開き、問題のあるドライバを選んでアンインストールします。

セーフモードは、システムのトラブルシューティングに非常に役立つツールです。最小限の設定で起動することで、問題を引き起こしている要因を特定しやすくします。

★何が問題なのか？

通常の起動ができない場合、原因を特定したり、問題を修正したりするのが難しくなります。セーフモードを使うと、余分なソフトウェアやドライバが読み込まれないため、問題の診断が容易になります。

★これを知っておくと理解が深まる

セーフモードは、PCのトラブルシューティングの第一歩です。問題が起きたとき、まずセーフモードで起動して、原因を特定し、修復を試みることができます。

★用語解説一覧

・ブルースクリーン
説明）PCが重大なエラーを検出したときに表示される青い画面のこと。システムの問題を知らせるために表示されます。
・USBメモリ
説明）データを保存できる小型の記憶装置。修復ツールを入れて使うことで、PCを修復することができます。
・WinPE（Windows Preinstallation Environment）
説明）Windowsの簡易版OS。PCの修復やインストールに使われます。
・セーフモード
説明）Windowsの最低限の機能だけを使って起動するモード。問題の診断や修復に使われます。