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ボルドー2019ヴィンテージUGCB試飲会に参加しました!主要産地の特徴は?

こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。今日は、ボルドーワイン2019年ヴィンテージについてのお話しです。

今年も開催されたUnion des Grand Cru de Bordeaux試飲会

今年も、ワイン業界キーパーソンの集まるボルドーワインの試飲会UGCB ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー 「2019 ヴィンテージ 」 トレードテイスティングに参加させていただきました。

毎年二部制で、混み合わない第一部に参加することが多いのですが、今年は14時~16:30の第二部で、そのあとのセミナーにも参加しました。

2019年、ボルドーでは、7月の高温、9月中旬までの雨もありましたが、こじんまりバランスが良いとの前情報も。
コロナ禍の中で、コストパフォーマンスが良いとも言われていますが、実際どんなワインかを、確認していきます。


ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー 2019 


ボルドーでの
気温の高さは味わいにボリューム感を、昼夜の寒暖差は酸みを与え、引き締まったスタイルのものが多いです。
最近のスタイルとも言えますが、全般的に、若い段階から楽しめるワインも多くみられました。(昔のボルドーワインは、飲み頃が来るまで時間を要し、硬かったな~)

ソムリエ中本 聡文氏。ブースでのサービスも、
マスタークラスセミナーの講師も担当されました。

Margaux、Saint-Eestephe、Saint-Julien は、テロワールらしさもあり、バランスも良いです。

Saint-Emilion、Pomerol エリアは、昔のマッチョスタイルから、少し優しくなり、力強さとエレガントさを持ち合わせたスタイルになってきているようにも…

エリアの特徴だけでなく、
ブドウの熟し加減をパーセルごとに活かせるように、それぞれ、収穫時期やセパージュ等の比率、樽熟成加減などを工夫されておりますが、、、
そこに仕事の丁寧さ、醸造技術による生産者の差、格付けの差、もでてくるのでしょうか。

会場は二部屋に分かれ、PauillacとSauternes は、別室。

2時間半の制限時間の中で、すべてを丁寧にみてからの、終了間際では、Sauternes も無くなってしまうので、Pessac-Leognan白をささっと、メイン会場の赤ワインをほぼほぼみたあと、第二会場へ。

凝縮感とともにエレガントさもある 完成度の高いPauillacを、 赤ワインの締めくくりに。
そして、Sauternes 貴腐ワインの試飲で、すべてを〆させていただきました。

ボルドー2019マスタークラスセミナー

17時からのトレードセミナーでは、ソムリエ中本聡文氏と生産者をオンラインでつないで、4種類のワインの解説が行われました。

会場に生産者はおみえになれませんでしたが、オンラインで登場!


テロワールへの敬意を感じさせるワイン



中国ワインマーケットが活発になってから、価格も高騰してきたボルドーワイン。

2019年は、世界の社会的情勢等で、プリムールの段階ではお買い得で、ねらい目のヴィンテージでしたが、その後それなりに価格も上がっています…。

とはいえ、概ねバランスも良く、比較的早めに飲み頃を楽しめ、使い勝手の良いお勧めの年といえそうです!!

年末年始にボルドーワイン

この素晴らしい試飲会の場では、久しぶりの酒類業界関係者との情報交換ができるのも嬉しいことです。
酒類のプロ対象の試飲会は、いつもこの時期に行われますが、この日を最後として、、、
ここからはいよいよ激しい年末商戦に突入していきます。

勉強させていただいたことを生かし、
年末の特別な会食に、ハレの日に、リッチなボルドーワインをお薦めしていきます!



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