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動機【が】大事とは言えないが動機【も】大事


昨日noteを書いていて頭に浮かんだ事です。


道ばたにA4ぐらいの紙が1枚落ちていて、誰も拾う人はいません。


その道は、綺麗に整備されている道で、他にはゴミも落ちておらず、
街路樹がいろじゅ続くお洒落な散歩街道です。


通りがかりの一人の人がそれを拾っていきました。


誰の目にも、明らか、そのひとはゴミを拾ってくれた、という感じ。


たまたまそれを見ていた人は、ゴミを拾って偉いなぁ、と思いました。


その場所はスッキリし、紙を持っていってくれた人は確かに貢献しました。


それで充分なのです。


それで充分なんだけど、明らかにゴミである紙を拾ってくれた人の動機
想像してみましょう。


ちょっと意地悪~。


でも動機の可能性を想像してみました。


①ゴミがあったから拾った。
邪魔だし、汚いし、ゴミだから拾って
その場を綺麗にしたい。


②実はその人は、その後選挙に出る予定だった。
ゴミを拾って、良い人と思われたい。


③その散歩街道を管理している町内会の役員だった。
たまたま通っただけだが、立場上、責務を果たした。


④自分の家の前にその紙が落ちていた。
家の前でなかったらほうっておくが、
風もないし、ずっとそのままそこにありそうで、気になるから拾って捨てた。


⑤自分は一人で歩いているように見えるが
実は、30m後から歩いてくるのは自分の老いた母親。
一緒に散歩に出たが、ゆっくり先に歩いている。
後から通る母親が紙で滑ると危ないので、拾っておいた。
身内の危機管理。


⑥そのまま通り過ぎようと思ったが、
紙に気になる情報が書いてあるのが
たまたま目に入った。
ゆっくり読んで確認したいと思い、拾った。


⑦その紙は使えると思って拾った。


⑧実は、それは自分の紙だった。


⑨ーーー他にまだ考えられるかなぁ?ーーー


いろいろなケースがありそうです。


例えば、①は崇高な動機と思うし、
②は自分の利の為の手段です。 
③は仕事の一つとか・・・。


行為は同一ですが、動機にはレベルがあるのかな、と思いました。


それでも、最初は女の子にモテたいからと始めたバンド活動から、
その後、思いがけず何かを学び、得ていく大事な手段となるやもしれません。


やってて、真に楽しくなっちゃう、はまっちゃうかもしれないし。

人々の心に貢献する演奏をし、作曲をし、皆なにパワーを与えてくれることになるかもしれません。


とっかかりの動機、何でも良し?
うん、そうかも。


ゴミ拾いの動機に、もしかしてレベルがあったとしても、
道が実際きれいになって、良いことなんだから、何でも良し?
もちろん確かに!


けれど動機を想像する知恵も大事な気がします。


違ったケースで、
ごく自然をよそおってやっていることも、
実はわざと


嫌な下心や、
逆に、愛による思いやりといった、
意図的な行為なのかもしれません。


だから、動機


動機は何でも良いとも言えるし、
されど動機を洞察することも大事、
それは他者の心の奥底の動機であったとしても、自分の心の奥底の動機であったとしても、
とも言えると思います。


なんだか書いていてよくわからない雑記となってしまいましたが


昨日のnoteのゴミ掃除の方の動機は、崇高な動機だと感じています。