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すべての赤ちゃんよ、健やかで幸せであれ

子どもが生まれてから、赤ちゃんが死ぬ系の事件や事故が急に無理になった。
そりゃもともといけないことだとわかってはいたけれど、
親の側にも何か事情があったのだろうとか、
育って自我がわいてからより、何もわからないうちに死んだほうが辛さの実感がないぶんマシじゃない?とかは思っていた。

もうね、全然そう思えない。
生まれた以上、すべての赤ちゃんは手厚く保護されて大事に育てられてほしい。
大人の事情?うるせえ後回し!!大人だろ!!

生まれてすぐの赤子と過ごしてわかったけど、赤ちゃんってマジで弱い存在。
泣く以外のコマンドなし。
自分ではどこへも行けないし寝がえりすら打てない。
それでいて2~3時間おきに母乳・ミルクが必要という手がかかる具合。
外からの悪意が加わらなくとも、ちょっと放っておけば簡単に死ぬ。

生まれた直後に立つ馬だか鹿だかと比べると世界なめプにもほどがある。超・お世話してもらう前提。なんもできない。
それを「かわいい」の一点突破で生き抜こうとしてくる。すごい。
赤ちゃんがというか、その構造で生命をつないでこれた人間がすごい。

世界に全幅の信頼を置いて、とても弱いまま生まれてくる赤ちゃん。
周りの大人にかいがいしく世話をして育てられ、やがて大人になり子を産み育てる。
そうやってつながってきた糸の、いちばん切れやすい、弱い部分が赤ちゃんだ。
どうか、切れることのありませんように。
すべての赤ちゃんが、健やかで幸せでありますように。

この件について考えだすと情緒が散らかりまくる。そんな子育て2か月だった。


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