『グリンチ 』クリスマス恐怖症にちょっと共感も!グリンチってどんな奴?原作や過去作と比較で紹介
グリンチはじめて観ました。
ジム・キャリー版のこれを機に観ました。
原作絵本も読みましたよ。
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細身で腹の出た53歳のいじわるなおっさんが主人公なので、なかなか共感を得るのが難しいところ。
ジム版は、「共感なんて知らねえ!おれのアクトを見よ!」的な感じでズンズン進みます。大人向けですかね。
原作絵本はそもそもそんなに情報量がないし、「善きこと」をこどもに伝えるのが目的なので、グリンチの精密な心理描写などありません。
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つまり題材としてグリンチって難しいんですよ。
ずっとイヤなヤツを見せなきゃいけないので。
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しかしさすが2018年。イルミネーション。
うまいですよ、その辺は。
グリンチのいじわるさも残しつつ、可愛らしさやいじらしさもちゃんと表現してる。
クリスマスを嫌いになった理由も切な過ぎて、こっちが辛くなるほど。。 「クリスマスにはみんなで歌を歌って美味しい料理を食べるもの!」という思想を押し付けてくる村人も描いているので(聖歌を歌いながら追いかけて来る…)、 「たしかにクリスマスってプレッシャーなんだよなぁ」と観客もグリンチに共感し始める。
そしてクリスマスを盗み始めるグリンチを見ながら爽快感を感じるようになります。
アニメとしても素晴らしいですし。
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で、話の帰結としては「クリスマスの必要性」へつながるわけですが、ネタバレになるのでコメント欄に。
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グリンチもサブキャラクターも可愛いし、クリスマス映画としてどう考えても圧倒的にアニメーションが素晴らしい。
とくにグリンチが発明したメカが楽しくて楽しくて!
ま、オトナががっつりびっちり楽しめて心にズシンと重たいものを抱えることのできる映画だと言い切れる人は少ないと思いますが(遠回しな言い方…)、クリスマス映画としては最高だと思いますよ。
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フィルマガ記事書きました!
ジム版と原作絵本の比較もしてありますので、良かったらお読みください!
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