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コロナ禍での施設の取り組み


〜大野きらめき編〜


「思うようにできない」から「思った以上の成果」へ。大野きらめきにて、
デイサービス本来の目的「社会参加の場」を再認識できた活動を紹介します。

 デイサービスは、可能な限り自立した日常生活を自宅で継続できるよう支援するサービスです。人と会うことで孤立を予防し、社会とのつながりを持つ参加の場ともなっています。その「つながり」や「参加」が新型コロナウイルス感染症により希薄にならざるを得ない状況となりました。
一方、在宅で生活を支えているご家族の介護負担を軽くする役割も担っています。サービス利用を安易に中止することは、利用者の身体機能低下や、ご家族の介護負担などにもつながりかねません。

 そこで大野きらめきでは、感染予防対策をはかり、これまでの活動を継続できる方法を模索し、実施してきました。

オンライン中継によるお祭り開催


 例年、ご家族や地域の方々を交えたお祭りは利用者のみなさんが楽しみにしているイベントの一つでした。昨年は利用者のみの参加とし、当日は雨だったこともあり、換気を行いつつ屋内で開催しました。
各部屋に分かれている会場はオンラインでつなぎ、射的、スマートボール、ヨーヨー釣りなどは一人ずつの参加としました。また、お祭りの雰囲気をより味わっていただけるよう、昼食は屋台形式で目の前で調理し、できたてを召し上がってもらいました。
 会場はこれまでのお祭りにはない一体感があり、みなさんの満面の笑みと笑い声であふれていました。

きらめき通信8月まつり


広がる社会貢献活動

 大野きらめきでは以前より近隣のこども園と交流をはかり、交通安全のお守りや、広告で作ったゴミ箱を寄贈してきました。
 また、4月には、組合員のみなさんより未使用タオル95枚を寄付いただき、手縫いの雑巾を作って、大野市の地域子育て支援センターに贈呈しました。

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センターの担当者からは「感染対策として掃除や消毒に頻繁に使用するので助かります。また手縫いの雑巾は頑丈なので重宝します」と感謝の声をいただきました。
 組合員のみなさんから寄付いただいた気持ちをこのような形でつなぐことができ、利用者のやりがいにもつながる活動となりました。

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 以前のように活動することは難しいですが、コロナ禍の活動を通してデイサービス本来の目的を再認識し、達成方法を考え、取り組むことができました。
 そして、思った以上の効果がもたらされ、利用者のやりがい、いきがい、楽しみといった成果に結びつきました。これからも活動を継続できるよう、取り組んでいきたいと思います。

大野きらめき施設長

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