知恵と工夫で前に！

現在世間では外出自粛や活動制限を強いられています。

当院では外来での心臓リハビリテーションは中止させていただいております。感染拡大防止のためにはやむを得ない判断です。

しかし心臓リハビリテーションは必要であり、立派な治療です。そのため外来心臓リハビリテーションができないからといって、運動やその他身体機能を維持、向上させることをとめることは避けなければなりません。

当院としてはこうした情報発信や声かけをしていくことと、患者さんへの症状や自主トレーニングの状況などを聞き取り、健康への影響がでないよう、最善を尽くしていきたいと考えております。

外出自粛要請が長くなり、私を含めたスタッフや疾患をお持ちではない方々も外出や運動機会の制限により体重増加、症状の悪化など健康への影響が徐々に出てくる時期でもあります。

運動に関してですが、器具やプールがなくてもできるトレーニングはあります。私が行っていることですが、普段ならエレベーターを使用するところを階段にする。いいことはトレーニングできることだけではなく、エレベーターは3密になる可能性が高いため避けることもできます。

小さなお子さんがおられる方は高い高いをスクワットの姿勢で行なう。筋トレとお子さんのストレス発散、スキンシップと一石三鳥です。

あとは栄養について見直すことです。

外食に行かなくなったことで家庭で食事を用意する機会が増えていると思います。塩分やカロリー、間食など普段あまり意識しないことに注目することで気づきが生まれて、生活習慣を改めることができます。

そしてもしこれらの習慣が定着している、あるいは定着しそうであれば、自粛期間が終わったとしても継続していただきたいと思います。

私も階段で移動することを続けたいと思います。