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日曜日くらいは教員らしいことを(6月第2週)

と思ったけれども、意外と何も出てこないんですよね。

学校現場は、3月に突然の休校になってから、4月5月とバタバタと対応に追われました。

最低限の学力を担保するための課題作成や、授業動画の配信などもありました。

過程連絡や遠隔での生徒対応など、経験したことのない仕事もあったと思います。

6月に入ってからは分散登校が始まって、また違う配慮を求められました。

放課後の消毒作業は自分の学校ももちろんしています。

また、机の配置を変えて密にならないようにしたり、授業の形態も工夫しています。

既に通常登校になっている地域もあるみたいですが、明日から通常登校という地域も少なくないようです。

いずれにしても、いろんな配慮が必要な学校生活が続きそうです。

今回の一連の流れで、自分が思ったのは、実態の伴っていない政策とか対応が多いな、ということ。

これは国レベルでもそうだと思うし、自治体や学校単位でもそうだと思う。

国レベルというのは、オンライン授業を促進させたいと言っておきながら、現実的な対応がほとんどなかったこと。

自治体によってはPCの導入を1人1台で行ったところもあり、差もでていますね。

逆に、第2波を警戒して、今月中に2学期の授業内容の動画を全て作るようにという指示をした自治体もあるとかないとか(真偽は不明)。

理系知識の乏しい人、現場感覚のない人がたくさんいるんだな、というのが今回の一件で更に露呈したと思います(もちろん前々から)。

最近の国会議員の発言でも「時代はクラウドなんですよ!サーバーを増強している場合じゃないんですよ」という趣旨のクラウド蓮舫発言にも象徴されていると思う。

もはや自分が国会議員になってやろうかという気持ちが湧いてくるくらい最近の教育行政はひどいと一教員として感じることが多い。

初任者研修に関するツイートも話題になっているが、現場ですぐに使える知識としてExcel研修なんかは本当にありだと思う。

国会議員の中でもこういう作業が出来ない人も多いんじゃないかとも思ってしまう。

だから実際の感覚と違うような対応策ばっかりになってしまうのではないか。

現場を少なからず知っている教育委員会レベルででもいいから、初任者研修の内容をアップデートしようとしないのかな。

教員のICTレベルを上げることの第一歩になることにもつながると思うのに。

前年度踏襲があまりにも多くないだろうか、この業界。

今回のコロナの一件で、実際にオンライン化が進んだのは大学などのレベル。

オンライン記事を読んだら、ざっと5%程度しか変容していないというものもあった(もちろんこれはどのような方法での調査かなどにもよってくると思うが)。

どうやったら、みんな働きやすく、生きやすくなるだろうか。

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