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日々ひとひら

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写真とデジタルのなんでもない日常の記録
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#花

日々ひとひら 012

風が心地いい。どこからか音楽が微かに聞こえてくる。なんでも無い日の昼下がり。 大阪,2020

日々ひとひら 011

自分の眼でもっともっと、いろんなものを観ておきたい、そう素直に思った。有名な景勝地じゃ無くていい、身近な風景でいい。 いや、いや、景色だけじゃない。眼の前にいてくれる愛おしい家族の顔をもっともっと観ておきたい。 人生の時間は限られている。自分の眼で観ておける時間も。そうか、そりゃそうだよなぁ、そんな簡単な事がわかってなかった。今、俺はここでこんな事をしてていいのか? 日々の生活に焦りが。 どうにもならない、そんな想いを行ったり来たり。 大阪,2020

日々ひとひら 010

子どもがまだ小さかった頃、よく自転車で近所を散歩した。自転車で散歩と言ってもこちらは歩き。子どもの小さな自転車の後ろをひたすら着いて行くのだ。大きなイヌのいるお家、キレイな花が咲くお家など、自慢げに案内してくれた。 ある時、河川敷の道なき道で突然目の前に草むらが立ちはだかった。とても自転車で進めそうに無い草の壁だ。小さな道案内にこの先どうするのか、と尋ねると、平然とここからは歩きだと言うではないか。なるほど、歩きなら進めるかも知れない。結局、自転車を捨てた道案内の後ろを、

日々ひとひら 009

ピンクの畑が青い刷毛で緑に塗り替えられて行く。さっきまで青い刷毛(トラクター)を運転していたおじさんはどこかに行ってしまった。お昼ごはんでも食べに行ったのかだろうか。蓮花はいつも気がつくと終わってるけど、この畑はおじさんが戻って来たら終わりかな。見納めにパチリ。 大阪,2020

日々ひとひら 008

春が来たはずなのにいつまでも寒い日が続いている。ポーズボタンを押されて、時間を強制的止められて、季節も止まってしまったのか? 外に出るのを控えているから、季節の変化を感じる機会が少ないから余計にそう感じるのかもしれない。それにしても春が来た気がしない。 去年の今頃は何をしていたのだろうかと写真フォルダを探ってみたら、冷たい雨が降る中、寒そうに肩をすくめて、春を探しに出かけていた。なるほど、去年も寒かったのか。もっと暖かったと思っていたが、記憶とはいい加減なものだなぁ。