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30代、他業界・他職種からIT企業エンジニア職に転職
要約
DXやらAI関連でドメイン知識を活かしたIT転職は(たぶん)追い風、この傾向はもう少し続くと思う
30代+なら専門性を活かした転職がよいのでは
ヘッドハンターのリスク(仕事しない)やコスト(給与下がる)を考えよう
この記事を書こうと思ったきっかけ
今の職場に転職する際、ありとあらゆる人に相談したり意見を聞いた。仲がいい人はもちろん、大学卒業以来話していなかった人、数年前に1回あっただけの人、疎遠になっていた人。連絡した人は全員お返事をくれたし相談に乗ってくれた。みんな、びっくりするくらい親身にアドバイスをくれた。
今の会社に入ることになった際、「もし自分のアドバイスが役に立ったと思ったら、どこかで経験を伝えてみてほしい」と言ってくれた人がいた。QiitaのAdvent calenderを見て、数年越しになってしまったけどいいきっかけだし書きたいと思った。
特殊な業界・他業種からの転職ということもあり、一般的なエンジニア転職とは違うと思うけれども、何かの参考になればと思う。
転職当時の状況
30代前半、女性
年収は「ポスドク 年収」で検索するとおよその額わかるよ
ざっくりいうと「(新しい)仕組みづくり」をしたかったので、ITによるDX、コンサルティング、ベンチャーがメイン
プログラミング:前職業務で使用。Python, MATLAB, Linuxのきほん
いまの状況
AEとかセールスエンジニアに分類される(だろう)お仕事
入社して数年経ちました
転職活動時系列
2019年秋ごろ
次どうするか考え始め、アカデミア民間の求人を何となく見始める
2020年春ごろ
アカデミアの公募(研究員ポジション)に複数応募
2020年秋ごろ(前半)
研究員ポジションの結果が出る、一勝一敗
民間企業転職目的でビズリーチに登録、Linkedinも更新
ビズリーチでコンタクトしてきた企業やヘッドハンター(転職仲介屋さん)と連絡を取り、選考を進める(ITエンジニア、コンサルでのデータサイエンティスト、コンサルでのコンサルタント、民間企業研究職、ベンチャーエンジニアなどなど)
2020年秋ごろ(後半)
複数社の選考プロセスをすすめる(後述)
最終的に複数社から内定、現職オファーレターにサイン
2021年冬
現職
選考プロセス
ちょっと記憶があいまいなところもあります
現職
たくさん面接があった。時間をかけて会社について知ることができたのは良いが、準備がかなり大変だった
他も受けてること、いつぐらいに内定出そうかを人事の人に相談して同時期に内定出るように日程を調整してもらった
落ちた会社
全部ではないですが、落ちた・行かなかった・途中で辞退した会社たち。
A社
雰囲気が暗いと感じたので途中で辞退
B社
カジュアル面談なのに「落とされた」。よく聞く話ではあるけど、これはかなり印象が悪いなと思った
C社
上司となる人が面接してくれたが、話してくれる内容が、ほんとにそんなことあるかな???と思ったので辞退。相性がいまひとつだった?
D社
声をかけられたものの、募集要件を満たさないとのことで書類段階でお断りされた
E社
ヘッドハンター経由で応募したものの、なしのつぶて。現職に入社直後にリクルーターからお声がけがあり。調べてもらったら応募した経歴がないとのこと(!) ヘッドハンターの人、仕事してる???
ヘッドハンターいろいろ
私は割と多くのヘッドハンターさんに接触したと思うけど、ほんとにいろんなひとがいる。親身になってくれる人、いい加減な人、目がお金マークの人。複数同時並行して見極めるしかない
感じたこと
他業界・他職種からエンジニアへ
すでに持っているドメイン知識を活かして、別タイトルからエンジニアになる、というのは割とよくある。ITコンサルもコンサルタントといいつつエンジニアっぽい仕事のものもある(はず)
前職で製造業で生産開発担当者の人が、ITで製造業担当のシステムエンジニアになる、みたいな感じ
私のような経歴だと、前職のタイトルが「エンジニア」でない人が割といる
↑パターンは30代なら難易度低いと思う。40代になってくると単なる技術力よりもマネジメント経験・リーダーシップ経験などなども求められるかもしれない
今はDXやら人工知能導入やらで、「現場のワークフローを理解していて(実現可能な)システムに落とし込んで効率化できる」人材は求められている感じはある
↑さらっと書いてるけど、かなりハードル高いよね、「(先方のお話聞いて)」「現場を理解して」「実現可能なシステムに落とし込んで」「効率化できる(運用を手助けする)」みたいな感じ?
専門性
私の場合、専門性+ITスキルのおかげで転職できたと思う
私自身はいわゆるITエンジニアではないので正直なところはわからないが、「何でも屋」だと、相当レベル高くないと厳しそうと話を聞いていて思う
専門性とITスキル、どっちも中途半端かもしれないが、一通りのことはわかってるので、それなりに評価されたのではないか
いまは過去の遺産で食っている感覚もある
そのほか
英語
英語ができる人、外資では愛される
英語力は単なる英語テストの点数ではない。「英語で通じさせる力」である。コミュニケーションの文化差を考慮してコミュニケーションをとるとよいのかも
転職とは
転職とは「給与」「やりがい」「人間関係」を再調整するものだと言われて、これが一番腑に落ちた
アカデミア
世間で言われるほど民間への転職は難しくないし、ポスドクを続けることも(たぶん)そこまで悪くない
同意しない人もいるかもしれないけれど、「お客さんがいない」というのはアカデミアの特徴。長所でも短所でもある
アカデミア研究者同士の夫婦・カップルの場合、民間への転職が難航する・ミスマッチが起こりがちで、片方が民間企業で働いていると割とスムーズにAcadexitが成功するという噂がある
給与・待遇交渉
強気でいこう。根拠を示せれば上がる
ヘッドハンター経由の場合は、採用コストにヘッドハンターへの支払いが含まれるため、入ってから(2年目以降)給与を上げるように交渉してもらうこともできるらしい
もしもう一度転職するなら
リファラル採用いいなと思うけど、紹介系はタイミングが難しい。ポジション空いた時に自分が転職したいか?問題
Twitter転職も面白そうだけど、なかなか大っぴらにできる人は少なさそう?
外資ITだとリファレンスチェックがほぼ必須っぽいので、日ごろから良い人間関係を築いておくべき