中学受験は鶏口と牛後どちらがいいか
知人のお嬢さんのケース
とある知人のお嬢さんが今年、中学受験を終えた。
本番はかなり大変だったようで、御三家を落ち、中堅校になったという。
入った学校は分類すれば中堅校になると思うけど、非常に伝統ある名門校だし、進学実績もかなりいい。申し分ない学校だ。
そして最初の試験では、学年1桁の成績だった。
今の大学受験って一般進学の割合は5割を切っており、学校推薦や総合型選抜(AO)の比重がめちゃ高い。
結果としては、御三家に進むよりむしろ良かったかもしれないという。
こういうのってめちゃめちゃある。かといって最初から鶏口を目指すと目標が低くなる。それもどうか?
悩ましいところだよね。
あ、言うまでもないけど、鶏口とは、
という格言から。
どちらが得か?
マクロに見たとき、つまり200人の同じ偏差値の子どもがいたとして、鶏口戦術を100人、牛後戦術を100人が取ったとき、どっちのグループが良い結果を残すだろう?
牛後戦術って普通だよね。可能な限り上の偏差値の学校に行こうとするのが普通だ。なので、これは普通vs鶏口という話になる。
たぶん進学先の偏差値が3とか5とか変わると思う。牛後コースのほうが上になる。そのぶん校内の成績は鶏口コースのほうが良くなるだろうね。
では出口結果はどうなるか。これはわからん。勝手な推測にすぎないんだけど、出口結果は牛後のほうが上になるんじゃないかなー。
※この場合の出口結果とは高3時点での学力のこと。推薦の取りやすさは別。鶏口の有利さはあると思う。
牛後のほうが上になるんじゃないかと思う理由は、人間は環境の生き物であって、時間の経過とともに自分が所属した集団の一員となってゆき、元の差は平準化していくんじゃないかと思うので。子どもならなおさら。
マクロに見るならそうなるんじゃないかってのが推測なんだけど、じつは自分の好みというか生きる上での方針は違うんだよな。俺個人としては鶏口のほうが断然いいと思ってる。
というのは、人間というのは根本的には心だから。
マクロに見たときは心なんてないよ。でも個人として一番大事なのはハートなんだよな。
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