見出し画像

麻雀は実力ゲーになるべきか?

実力ゲー信仰は正しいか?

実力ゲー信仰ってあるよね。

・麻雀は囲碁将棋と違って、プロがアマに負けることもある。囲碁将棋ではほぼない。
→だから麻雀のプロは駄目。
→だから麻雀もプロがかならず勝つルールにすべき。

・麻雀は実力を判定するのに必要な回数が多すぎる。
→だからもっと実力差がはっきりするルールにするべき。

みたいな論ですね。それについて書いてみよう。

こういう意見↓に対する俺なりの回答になる。

囲碁将棋は実力ゲーか?

まずね、囲碁将棋ははっきり実力差が出て、麻雀は運の要素が大きすぎるから実力差は出にくいという前提。これが、間違いとまでは言えないけど、正しくもない。

というのは、昔とある将棋のプロと話したとき、こんなことを言ってたんだわ。

自分が羽生さんと指したら、5回に2回くらい勝つ。自分がアマ名人と指したとき、10回に1回くらい負ける。それくらいの実力差であると。
※今思うと、アマ名人に10回中9回勝つのは勝ちすぎだ。もうちょい負けると思う。だからこの数字はあまり信用できない。

つまり、将棋も結局は確率なんだよね。だいぶ実力差があっても、何回かに1回は負ける。それを運と呼ぶのが適切かはわからんけど、展開の影響は大きい。

ということは、麻雀における平均順位2.45の人と2.55の人との関係と、度合いは違うとはいえ構造は一緒だ。

なので、「実力が大差だったら囲碁将棋は必勝で、麻雀は必勝にはならない」は言えるけど、それ以上は言えない。

スポーツでもそういうのはあるよね。サッカーの試合で、ブラジルが圧倒的に押してたけど、アルゼンチンが打ったシュートがたまたま入ってしまい、1-0でアルゼンチンが勝ったみたいなやつ。

こういうスポーツも実力は勝率とかレーティングで表すしかない。

ここから先は

1,896字
この記事のみ ¥ 135

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?