新卒として飛び込む業界で身に着けるべきスキルとは?
少し前、ネット上の若い知り合いと初めて会った。
これまではネット上でのやり取りだけで、それもそんなに多くはなかった。
その日、初のリアル顔合わせでも、そこまで深くは話したわけじゃない。
その人はもうすぐ就職する。ネットでは公表してない就職先をそのとき教えてくれた。その就職先が「んー、それはどうかなー(;^ω^)」という業種だったんだよな。分野的に俺と近いので、ある程度わかるという。
それについて書こう。
まずね、この話を本人にするべきなのか、それなりに迷った。というのは、就活中じゃなく、もう就職先として決まってるからさ。これからその仕事に向きあおうという人に、マイナス情報を伝えるのはいいことなのか?という疑問があって。
そしてね、伝える回路があまりない。メールとかDMは送れる。ラインや電話は知らない。その程度の間柄だ。そんな関係の人からのアドバイスって意味あるのかな?という疑問もある。
そしてさらに、その業種はおすすめできないというのは俺の価値観にすぎない。俺の職種やスキルに規定された見解だ。これは余計なお世話なんじゃねーの?というのも非常に思う。
という迷いがあったので、これは本人にはまだ伝えてない。
それでもね、そういう迷いを何週間か温めた上で、やっぱこれは言っていいんじゃないかなと思うので、それを文章化します。それが今回ですわ。
その人の就職先は、教育系の出版社とのことだった。
教育系の出版社って何?という疑問がわくと思う。たぶん教科書とか教科書ガイドとか参考書とか問題集を出してる出版社じゃないか。
世の中にあまたある出版物にはそれを出してる会社があって、学校というのは巨大マーケットだから、学校に関与してる出版系の会社もけっこう多様なんだろうと思う。たとえば教科書を出してる会社と卒業文集を出す会社は違うでしょ。きっと。
なんか教材系だって聞いた気がするんだわ。
結論から言ってしまうと、その世界って生きた化石ワールドだ。こんな感じ↓
そこで身に着けたスキルは隣接業種で通用しねーぞ。スキルにならない。
というのがひとつ。
もうひとつは上流優位の原則というのがあって、どんな仕事でも親会社とか発注元が強いんだよね。だから上流の方で仕事しないと、身に着くスキルはスキルとして弱くなる。
俺がわかる世界で言うなら、出版社と編集プロダクションでは身に着くスキルが違う。出版社じゃないと弱い。あとは広告代理店とPR会社とか。
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