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読む人vs行動する人

1ヵ月くらい前に会って話した人が印象深かった。こういう人ってめったに会わないなと。

どこが特徴的だったのか?

恐ろしく行動的なんだよね。グダグダしてないで行動するタイプなんだと思う。

それだけだったら日常的に接する人の中にもいそうだ。なんつーか、「読む」という行為をまったくしないらしいと感じたんだわ。

学がないとかそういう話ではない。「読む」という娯楽にまったく興味なさそうだなーって。

俺に興味を持つ人って、俺の本、ブログ、ツイッター、noteなど、何かを読む人であることが多い。俺個人には興味あるけど、俺の書いたものには興味ないという人にはめったに会わない。

「読む」と「行動する」って対立概念というわけではない。それがね、その人の中では対立的な位置にありそうだなーって。

その人は麻雀系の知り合いで、たぶん麻雀は強い。しかし、麻雀に関する本、ブログ、ツイッターなど、ほとんど読んだことないんじゃないか。

戦術書を1冊も読んだことない強者はいっぱいいる。まったく珍しくない。でも、他の強者のツイッターやブログをほとんど読んだことない強者って珍しいんじゃないかね。

交流とか娯楽は嫌いで、そんなことに時間を使うより自分がどう行動するかがすべてだ!といった発想なんじゃなかろうか。

Mリーガーでいうならヒサトとかハギーとか。漫画を読むよりも行動や体験が好きそうでしょ。

そういう人って自分主義だ。自分がどうか、それがすべて。他人のことはどうでもいい、物語は暇つぶしに過ぎない、それよりも自分がどう行動するかでしょ。そういう発想。

俺が会った人は麻雀の動画をよく作ってて、それを見たときに、やけにモノを知らなそうだなーと思ったんだけど、会ってみて理由がわかった。業界情報を娯楽として読むというのが日常生活の中にないんだと思う。

その対極にあるのが俺だ。生活が「娯楽として読む」に満ちてて、行動力はゼロ。基本的に文字でゴタクを書いてるだけの人間なので、行動力は本当にない。

行動力と「娯楽として読む」はどっちが大事なのか?

そりゃ行動だよね。人生、行動しなきゃ何も始まらない。ゴタクは立派でも行動力ない人間は何もなせない。

その人はリーマンから出発してるけど、その後は起業して、その会社はコロナで駄目になるまでうまく回ってたという。そのインバウンド系の会社が駄目になってからも、もうひとつ起業に関わった会社の仕事をやってると。

30代前半で事業を回してるのは立派だ。最近マンションをポンと買ったそうだし、金の余裕もありそう。

でも、仲間とウダウダした経験があまりなさそうだし、娯楽として読むという行為がないから、モノを知らない。これからそれが弱点になっていきそう。

「麻雀の本を読むのは、著者に負けた気がして嫌なんですよ」と聞いて、なんだその厨二病は?と笑ってしまった。本なんてツールじゃねーか。アイフォンを使うのはジョブスに負けたことになるのかよ?

まあ彼の生き方はいい。ノーガキだけで生きてる俺なんぞより立派な生き方をしてると思う。とやかく言える立場ではない。

思ったのは、彼に照らし出された自分のことだった。

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