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手役図鑑 第25役 字一色

まだキンマを自炊してないので、これはnote化してなかったのですが、この2ページだけコピーしてきたので記事化してみようかと。その反応も見て、残りをどうするか考えます。
漫画家の桐島さんにもお金を払わなきゃいけないので、そのシステムを決めるのが面倒だったことも未着手だった理由のひとつですね。

字一色(ツーイーソー・役満)

字牌だけのアガリ。つまり字牌トイトイか字牌チートイツ。清老頭とならんで一色系では最高峰の役。

三元牌だけ、あるいは風牌だけという限定がないため、作りやすいように見えながら、役満でも難易度は高めの方。外見は派手だがなぜか目立たず、麻雀漫画での登場数は下から一、二を争う役。役満ではファンクラブができそうにない役ナンバーワン。立場の低さはポンジャン的な役だから?

字一色の作り方

実戦で、字一色の難しさは最後のトイツに表れます。メンツが4つ、雀頭が1つと5パーツあるうち、4つまでメドが立っていることはよくあるのです。そんなとき、最後の1トイツが数牌になっていると、ホンイツトイトイ(端牌ならさらにホンロウ)となりますが、その倍満クラスを捨てないと字一色になりません。そして、そこから強引に狙ったとしても、その狙いが捨牌に表れて、テンパイ止まりになることが多いのです。

つまり字一色が成立するには、序盤から素材が豊富にそろっていることが重要です。字牌は早い段階で切られやすいので、途中からトイツが増えても、そのときにはもう2枚切れ――そんな事態に陥りやすいのです。生まれ(配牌)からしてよくないと、ツモ(育ち)だけでは届きにくい役、それがエリート役である字一色の特徴です。

ハカセ

桐島いつみ漫画

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