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最強戦実行委員長・金本某とはどういう人物か

金ポンの話だ。

彼はよく炎上してるよね。そのたびに、麻雀界は人材の質が低いとか、彼は別の人に交代すべきなど、彼を批判する言葉が飛び交う。

批判するのはたやすいんだけど、じゃあ誰に交代するの?というと、現実にはけっこう難しいと思うんだよね。

実際に彼はやらかす。俺からすると、そんくらい騒ぐことじゃねーよってのもあるし、それはちっとまずいよなっていうこともある。

ただねー、業界の内側から見ると、他の人たちって彼の長所を持ってないんだよね。

金ポンの長所とは何か?

・アイデアマンであること。何か新しいことをやろうといつも考えてる。

・やらかすと落ち込むらしいけど、それでもへこたれないメンタル。

この2つが彼の長所だ。これってじつはすごい部分で、常人はこうじゃない。

まずね、みんな批判はするけど自分からはアイデアを出さないんだよね。口は出すけど、リスクは取らない。だいたいの人ってそうだよ。

そしてクレームを恐れる。みんなすげー嫌がるよ。でもさ、トラブルとかクレームを恐れてたら新しいことできねーだろ。仕事なんだから切り開いていかねーと。

クレームくる可能性あるからどうちゃらみたいに、先回りしたこと言う編集者とはもう関りたくねーわ。ふだん言うことは立派でも自分にくる可能性があると、いきなりガタガタ言う人って恥ずかしくないのかね? お前、それ仕事人として言ってんの?とマジで思うわ。

新しいアイデアということでは、俺がいつもやってる新刊の路上販売は、最初は彼が提案したんだったと思う。

新刊発売のイベントは、どこかゆるい場所でやるといいと思うんですよね。駅前広場でサイン会やるみたいな。彼がそう言い、そうだね、じゃあほんとに駅前広場でやろうとなった。

俺の2冊目か3冊目のコンビニ本を、中野駅前で手売りしたのが最初だったと思う。金ポン、彼の妻、子どもも来た。

それ以来、彼は関係ない本でも毎回やるようになったわ。ね、こんなふうにアイデアを出す人なんだよ。

さて、タイムリーな事件があったわけでもないのに、今回なぜこんなことを書き始めたのか?

これ↓を読んだから。

彼は愛すべき人物である具体例を出そうかと思ってさ。

10年くらい前のこと、金ポンは婚活にいそしんでた。俺が結婚はラス確だと何度言おうとも、彼は結婚しかないと揺るがなかった。

でもね、方法が普通の人とは違うんだわ。普通の人は婚活アプリとか相談所を使うじゃん。彼はオッパブだった。オッパブに行くんだわ。

オッパブに行くのが婚活ですって絶対に通らないと思うけど、彼は婚活に焦るほどオッパブに行き、結婚予定が決まったら行かなくなった。婚活だったんだよ。

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