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大人の趣味という迷宮

先週、ジャズダンスの先生からほめられた。

ジャズは2人の先生のレッスンに出てて、2人とも娘1号と同い年なんだけど、その1人であるM先生から。レッスン後の雑談で。

すごく変わったと。ダンスの考え方を変えたみたいで、以前はもっと勢いだけで踊ってたけど、細かい部分まで意識して踊るようになったと。さらに細かい部分まで意識して踊れるようになるといいねと。

嬉しい話&ありがたい話なんだけど、聞いたときには、そらそーだよなと思った。

比較してる以前というのがいつなのかわからないけど、1年以上前だとしたら、最初の緊急事態宣言が開けた去年の8月から、ダンスに向き合う姿勢が変わったからね。

引きこもり生活で太ったことによってやる量が激増し、やってるうちに、どうせなら本格的にやろうという気になってきた。

まず、やるジャンルが変わった。簡単なエクササイズダンスをあまりやらなくなり、多少は本格的なジャズが多くなった。

姿勢も変わった。レッスンを受けっぱなしじゃなくなり、復習するようになった。今はレッスン前にレンタルスタジオで練習してから行ったりする。

この技をできるようになろうなど、いくつか目標を持つようになった。

そして、いろんなダンススクールに行くようになった。

身体のケアもするようになった。最初(去年の夏~秋)のうちはダンスやりすぎでケアしてなかったから、身体がヤバかった。ケアしねーとヤバいってわかり、やり方を多少は覚えた。

こういう全体的な変化があるので、そりゃ変わるよね。どれくらい踊りに出てるのか自分ではわからんけど。

普通は、教わってる先生にほめられたら喜ぶもんなんだと思う。でもね、そんなに嬉しい感じでもなくて、そりゃそーだよなっていうのと、いやねー、とはいえ、ちっとも上手くならねーんだよ、とほほ……みたいな。

たまに何かができるようになると、その瞬間は嬉しい。でも、すぐまだできない広大なことに目がいっちゃうんだよな。富士山に登ってるとして、確かに進んだけど、これってわずか1メートルだよみたいな感じ。

いろんな趣味を持ってたり、いろんな習い事をやってきてると、こういう感覚は持たないんだろうか?

俺は大人になってから何かに打ち込んだことがねーんだよな。取り組んだことはほぼ仕事絡み。もともと得意なことを仕事にしちゃってる(出版系という意味)から、ちっとも上達しねーみたいなことを思ったことがない。

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