上から病の克服

上から目線って言葉はいつから登場してきたのか? 昔はなかった。

ググってみたところ、2005年じゃないかという。

「発言小町」(読売新聞の読者投稿欄のネット版)にこんなコメがあった↓

昔から「上から物を言う」と言いますね。「上から」自体は昔からある物言いですけど、「目線」が付いたのは、発言小町を検索すると2004年には皆無なのに、2005年のトピック内では10件出てきました。
という事で、2005年だと思いますよ。

15年くらい前のこと、娘1号に、数学のわからないことは俺の父(娘1号には祖父)に教われば、と言ったところ「おじいちゃんは説明が上からなところが苦手というか~」という返事だった。

これはむちゃくちゃ印象的だった。そうか、今の時代はたとえ先生であっても上からだと嫌われるのか。しかし、人に何かを教えるときって、上からじゃなくてどうするんだ? すげー難しい時代になったよなーと。

2013年あたりのこと、ダンスの先生に教わってるとき、こんなふうに言われたことがある。

「福地さん、こうした方がいいと思いますよ。これは上から言うんじゃなくて、どうたらこうたら」

このときも、先生が教えるときですら、上からにならないようにそこまで気にしなきゃいけないのか。すげー大変だなーと思った。

今の時代、いかに上からにならないようにモノを語るかって重要なサバイバル法になってると思う。女性は配慮できてる人が多いけど、男性とくにオッサンは下手な人も多いよね。

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