見出し画像

麻雀研究の現在

各種のゲームでの人間vsAI

今、どのゲームでもAIがすごく強くなっていて、AIが示した最高手順を覚える暗記ゲーに近くなってるらしいですね。事前にどれだけ勉強しておくかの勝負になりつつあると。

オセロで流行ってるのは、わざと少しだけ不利になる手を指すこと。その手によって相手は知ってる道筋を外れてしまい、自分はその先も調べてますから圧倒的に有利になると。いったん少し不利になりますけど、すぐ取り返せるとか。今のオセロの最高峰はそんな暗記ゲーになってるみたいです。

将棋にもその傾向はあります。最近の棋士は人間同士での研究会をやらなくなり、AIでひたすら調べまくる方向に行ってます。

そして囲碁では、今の人類最強はイ・セドル九段が敗れたときのAlphaGoに勝てる力がすでにあるとか。人間の強さはAIに引っ張られてどんどん上がってます。

じゃあ麻雀はというと、まだAI最強という認識はそんなにないし、AIで勉強しようという人たちが増えてるイメージはないです。多井隆晴信者とsuphx信者のどっちが多いかといったら前者だろうと。それくらいの感じです。

ただ、麻雀AIはまだそこまでのレベルになってないですし、かなり先を行ってる将棋や囲碁でも、AIののびしろはまだまだあるみたい。

AIによるゲーム攻略の道は途方もなくて、先がどうなるかまだ全然わからないです。

以下は『麻雀界』に書いたコラムです。
とくに新しい情報はなくて、数年前からの大きな状況の話です。

ここから先は

2,237字
この記事のみ ¥ 109

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?