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心の故郷では馬鹿ヅキが訪れる

俺にはここしかない

金曜深夜、ダンスの帰りに馬鹿店を訪れた。

馬鹿店はいい。地獄店にはこりたわ。

ダンスの弟子ができて、そいつが地獄店の店員なので、俺が馬鹿店に行こうとすると「自分の顔を立ててくれ」と無理やり地獄店へ連行してゆく。そこで地獄を見た。

単なるツキ・不ヅキだけじゃなく、麻雀自体が違っちまうんだよな。俺の麻雀は馬鹿店の祝儀量に特化してて、地獄は祝儀牌がずっと多いから、そっちだと手組みも鳴き基準も押し引きバランスも上手くできねーんだわ。無限に手を広げて全ツ打法になってしまう。

不器用で情けないと思うけど、実際に下手になっちまうからしょうがない。地獄店ではツイてないだけじゃなく、俺自身も下手だった。その点、馬鹿店では負けたとしても納得がいく。

というわけで、心の故郷、馬鹿店へ。

金曜の夜だけあって3卓立ってた。

案内された卓は、30年前の同僚・猿、偏屈管理職氏、メンバー丸さんだった。

後ろの卓に科学特捜隊がいるじゃねーか。同卓したかったわ。

1戦目

役牌ポンのドラ暗刻を丸さんからロン。丸さんのテンションがガタ落ち。

オーラスは1巡目からチー。3巡目には3フーロ。すぐにアガってトップ。幸先いいぜ。やはり馬鹿店はいい。

2戦目

青5m入り手牌で全ツしたら親マンに振り込み。

2枚引かれ。

偏屈管理職氏に3枚引かれ。

メンタンドラ1の5200点をアガった。

それでもラス。

3戦目

科学特捜隊が来て対面に入った。相変わらずごついメガネしてるな。会いたかったよ。片思いだとわかってるけど、たまには打とうぜ。

2600点の1枚に振り込み。

オーラス、3着目からラス目の偏屈管理職氏のリーチに5200点の1枚を振り込み。またラスだ(´;ω;`)ウッ…

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