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なぜ運ゲーを見て面白いのか

『麻雀界』7/1発売号に掲載されたやつです。
こんなタイトルですけど、答えを出せているわけではなく、謎の提起だけ。

上位と下位が入れ替わる

5月に2020年度Mリーグの決着がつきました。

これでMリーグは開始から3年経ちました。気になるのは年度ごとのチーム別成績があまりにも安定しないことです。

2018年、優勝は赤坂ドリブンズ、2位はEX風林火山でした。

その2チームは翌年には7位と8位で第一次敗退しました。前年の1位と2位が翌年には7位と8位になったのです。

そして2019年の優勝はユーネクストパイレーツ、2位はセガサミーフェニックスだったのですが、それが翌2020年には、またしても7位と8位で第一次敗退しました。

2年連続で前年の上位2チームが翌年の下位2チームになっているのです。
この結果だけ見ると、麻雀に実力なんてあるのか? 運だけじゃないか? そんな疑問がわいてきます。

前年の上位チームはマークされて包囲網を作られる競技もあります。2019年の赤坂ドリブンズは確かにそんな感じがありました。しかし、それ以外のチームはそんな感じもありません。

最近の麻雀の戦術はドライになってきており、特定のチームを勝たせないように打つ傾向は麻雀プロの間でも弱まっています。自分のポイントだけ気にするのが今風の麻雀です。

実力ゲーはつまらない

なぜ、こんな不思議な現象が起きるのか?

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