身柄事件⑪ 保釈請求書の内容(保釈 その3)
本日も保釈について書いていきます。
今回は保釈請求書の内容についてです。
1 保釈請求書の内容
保釈請求書は裁判所に提出します。
以前の記事(身柄事件⑩)でお伝えした権利保釈・裁量保釈を意識した上で作成します。
また、保釈金の希望額や、保釈された場合に生活する住居も書きます。
添付資料を作成した上で、保釈された場合の監督状況を述べていきます。
2 添付資料
保釈請求書には添付資料を付けることがあります。
様々な資料が考えられますが、大きく分けると以下の2つです。
①保釈された場合の監督に関する資料
②被害者の方への対応に関する資料
それぞれについて説明していきます。
3 監督に関する資料
保釈された場合の監督について資料でまとめていきます。
例えば、以下の2つが考えられます。
①監督者作成の身元引受書
②監督の内容について具体的にまとめた文書
監督者の代表例は家族です。
家族が同居した上で監督するという方針が1つです。
4 被害者の方への対応に関する資料
被害者の方がいる事件の場合、示談交渉が問題となります。
保釈請求の時点で示談が成立しているのであれば、示談書を添付することがあります。
仮に示談が成立していなかったとしても、保釈請求の時点までの交渉経過を文書にまとめて添付することもあります。
なお、示談については別の記事でまとめています。ご興味のある方はそちらもご確認ください。
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