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面白いなあ。アウトプットで、見えてきたコト。

最近 地方情報紙に、私が主催する発達障害・愛着障害を考える家族会「和がや」の記事を掲載していただきました。在住する市と隣市に各戸配布の地方情報紙。偶然の出会いから、筆耕のお仕事をいただき 商品ロゴを書かせていただいた会社の社長さんがライターの方を紹介してくださり、長女とふたりで掲載していただきました。

最初は、書家としての商品ロゴのお仕事での掲載予定だったが話し合いの結果、「和がや」の方の記事掲載になったのだ。

会を立ち上げた理由、会では何をしているのか、会としての今後の目標、発達障害と愛着障害、福地家ヒロさんのコト、小見出しもライターさんの計らいで、私のつたない文章にスパイスをプラスしてくださり、助けていただきました。会は、今年で7年目。

その後、何人かのご家族さんから連絡をいただいたり、激励のお言葉をいただいたりで、感謝の言葉しかありません。

実際、家族内に問題があり、今も悩んでいたとしても、すぐに家族会に参加とはならないのが現状だ。住んでいる地域に、家族会があると言うことだけで、とても嬉しいと言うご家族様ばかりの現状。家族会に繋げてくれるところも無い状態が見えてくる。そして、家族会の実在を知っても、参加するには、家族様自身の今までの心の壁を乗り越え無いとなかなか参加には至らないのが現状だ。

そのうちに、何度もやりとりをさせていただき
参加の意向になられたりと、一歩踏み出す時間が
必要だなあと実感する。

子供と言うより、年齢に関係なく大人のご家族さんが、ほとんど。

いつも家族会で私が思うコトだが、公的な支援の場所は、支援利用の申請と支援利用の相談場所でしかないのである。

実際、問題のある家族は支援も受けたいが、それプラス心のケアを希望されている場合が大半で、今の社会情勢では、なかなか家族の問題を根底から良い方向に取り組んでいるところが無いのが現状だ。制度利用は制度利用、家族全体のケアとはまた別なので、家族サイドの求めているものと、実際程遠い。

家族の方の望まれるケアは、本人だけが良くなると言うことだが.........。

私が家族会をしてきて思うところは、本人と家族の両面のケアが必要というコト。

何故か


家族内の起っている問題は、家族全体の暮らしの中において原因が少なからずあるからだ。
発達障害と診断されていても、愛着に問題を抱えているコトがとても多いと体感する。
子供も大人も。
家族それぞれの資質、性格がある。価値観もそれぞれ違うもの同士、家族とは言ってもそれぞれの個性ある人間共同体なのだ。
家族運営では、いかに心地よくそれぞれが暮らせるのか、この点がとてもとても大切なコトだからだ。
家族同士、お互いの愛の物物交換ができないと、何処かに歪みがあらわれる。

例えば、家族自身が家以外の場所では、いい人を演じているが、家族内では怒りの感情が出る。
そして、家族内に暗い雰囲気を作り、力関係の中で弱い立場の方が我慢をする。内と外で、別人のように違う家族がいるとしたら、内側の距離の近い家族では問題があり、心地よい暮らしがないといつもいうのは、健康的とは言えない。

家族間の関係性に問題もあるが、本人の症状の改善だけを望む家族も多い。本人だけの症状改善に焦るあまり、本人との関係性がさらに悪化し、問題解決に結びついて行かない現状を数知れずみてきた。本人はもとより、家族自身心の持ち方・思考パターン・怒りの感情のケアをしていくコトが、まず一番ではないかと思う。

今の社会情勢は、本人の問題の症状ばかりに目がいって、本人が良くなっていくことばかりを求めている傾向にある。実際、家族内でそう思い込んでいるケースがほとんどだ。

何度も話したいのは、本人の改善だけでは、健康的な家族になれないと言うこと。家族ひとりひとりの良好な関係性がとてもとても大切だというコト。

何故大切なのか。

暮らしには、自分も含め家族それぞれの安心感が必要だからだ。家族間では、お互いが尊重し、安心感のある暮らしが、とてもとても大切だからだ。安心感とは、どんな時も守られていると言う安心感。
不安感があると言うコトは、いつも こころの何処かに寂しさがあると言うコト。

地方情報紙に掲載後、思ってもいなかったコトがわかってきた。

それは、福地家の血縁関係にある方が、発達障害・愛着障害を考える家族会のコトと、福地家の復活プロジェクトに興味を示してくれるようになったコト。激変状態。ビックリである。そして、同時に有難いコトである。

これまでの約20年間は、ヒロさんの問題もヒロさん自身の人間性と私自身も悪い嫁とレッテルを貼られている現状だった。特に、親戚からの偏見もあり、とてもとても辛い状態にあった。だから、あえて距離をとってる状態でもあった。理解を得られない苦しい現状もある。

だから、どうしても原因を追求し、この問題解決に走り続けてきた。周りから見たら、理解できない変わった家族。変わった家族でもなんでもいい、とにかく原因をつきとめ、福地家のような問題が起こらない健康家族を社会に増やしたい。
その一心で、私自身脇目も触れず前に進むことしか考えず前に進んできた。前に進むコトしか考えず、とにかく進んで来た。

家族間の問題は隠す。

こんなコトが、時代が変化してきても、まだ実際
根深くある。特に、70歳から上の身内や他人の女性の方から、最近激励の言葉をたくさんいただいている。

70歳以上の女性のご主人がお亡くなりになっている方から、信じられない本音を耳にする。

主人が亡くなって、実はホッとしている。
生前は家庭内では、問題だらけだった。暴力的な言葉、押さえつけた力関係、その中で我慢に我慢をしてきたとお話されるのだ。
最初は、ビックリしたが、それが何人もの方から、生の声をいただく機会があり、目が点になったのは確かなコトだ。

福地家復活プロジェクトのようにアウトプットした話を聞いて取り組んでいるコトに、嬉しさを感じると、喜びのお言葉をいただいた。 

とにかく、田舎、都会関係なしに、機能不全家族は多いと思う。
現状、家庭内の問題を隠している家族がほとんどだから。それでは、良くなっていかないから。

と、ホントに何人もの方にお言葉をいただきました。それも、70歳代の女性の方達の声。

もう、社会が崩れていると思っている方が多いが、ひとりではどうにもならないジレンマがある現状を 高齢の方からの声があるとは思ってもいなかった。

そして、皆さんが口々に

取り組みを続けて突き抜けてほしい。私達も、違和感を感じながらきたけど、社会が崩れてるとホントに身近に感じる。次世代にいいコトを繋げていきたいが。このままだと、不安ばかり。

と、話されているのだ。

ご主人がいる時は、なかなか言えなかった言葉。
今になって本音を言ってくれるのだ。実家の母もだが!
社会の中で、違和感の渦に巻き込まれながら、必死に家庭の暮らしと働きとをしてきた気持ちが、もの凄く伝わってくる。
経済発展重視の社会で、物質依存、モノには溢れかえっているが、人のこころとは反比例になっている。

確実に愛着に問題があるコトに、もう気づかないと。

70歳以上の女性の方だから、お孫さんもいる方もいると思うが。

自分の暮らしは、生まれた時から始まって、命の終わりまで、永遠続いていく。当たり前だが、一度しか無い人生で、暮らすコトは、とてもとても大切なコト。

こころ豊かに自分にとって心地よい暮らしは、家族の中から始まり、家族の中で終わっていく。

色々な方が、今の暮らしは、これでいいのだろうかと、違和感を言葉で具現化できる時代になってきたと実感する。

いつもいつも日記を、読んでくださりありがとうございます。感謝しております❤️

写真のグミは、今朝我が家の庭で採れた
ふたつぶのグミです。
ヒロさんと私❤️





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