ギャラ子大好きマンの話
本人から許可を頂いたので投稿。ある一人のシューターとの出会いと思い出について語ろうと思う。
クリムゾンクローバーは神ゲー
大学進学で仙台に引っ越した俺はゲーセンに通い詰めた。入学当初は、T/Sクリスロード店でダラバーを遊んでいた。当時のダラバー筐体は、えげつない程デコレーションされており、強烈なインパクトがあった。T/S和光店主催「KTT(勝手に店舗対決)」もあったよなぁ。
当時のダラバー筐体。左右の女の子はPSP版ダラバーの主人公。オーバークロック時に髪の毛を伸ばして冷却する設定があったような。
ある日、ネシカ台でSTGのロケテストがあった。忘れもしない、クリムゾンクローバーだ。クリクロは以前から同人版をプレイしていた。同人STGとは思えない完成度とブレイクモードが齎す強烈な破壊の爽快感のある作品だ。
1号機カッコよすぎマジイケメン
俺は一目散に筐体に100円を投入し1号機でプレイをした。めっちゃくちゃ面白かった。SEや演出が同人版よりもパワーアップしており超カッコイイ。BREAK MODEのフォントエモすぎ。一瞬でネシカ版クリクロの虜になった。そして、2013年4月25日に本稼働を迎えた。
ネシカ版は初期状態で3機体使用可能で、ゲームの進捗状況(累計★アイテム獲得数300万)に応じ”TYPE-Z”が解禁される。俺はTYPE-Zを解禁し、Z機体でオリジナルモードを攻略した。
攻略当時、周囲でクリクロをプレイしている人は皆無だった。
「仙台位の大都会ならシューターが腐る程いて現地は大盛況に違いない!」、引っ越し前のイメージは早くも崩壊する。ブレイブルー対戦台の悲鳴や絶叫を聞きながら一人黙々と攻略をした。
ある日、T/Sクリスロード店に行くと一人の男がクリクロをプレイしていた。画面を見るとクリムゾンハート第二形態だった。トロフィーを確認したがまだクリアはしていない。残機もある。これは初クリア行けるぞ!! 俺は男のプレイに魅入っていた。
そして、男は筐体の前で大きくガッツポーズを決めた。見事真ボスALLを成し遂げたのだ。
「いや~おめでとうございます!!! プレイ見てました。凄かったですね。俺もこのゲームやってるんですよ。いや本当おめでとうございます!」
気が付くと俺は男に声を掛けていた。初めて見た同年代のシューター、初めてみた他人のクリクロプレイ、真ボスALL。声を掛けずにはいられなかった。その男とは、勿論「ギャラ子大好きマン」だ。
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クリムゾンクローバーしかやってねぇぞ
その日を境に、ギャラ子大好きマンと交流するようになった。俺はオリジナルZ機体1周ALLとクソイカを交互に遊んでいた。ギャラ子大好きマンは黙々とクリクロをプレイしていた。
俺は、T/Sクリスロード店の他にダラバー設置店舗のビーカム泉やエフワンにも通っていたが、ギャラ子大好きマンはクリスロードに籠りっぱなしだった。(本人曰く、「当時はエフワンの存在を知らなかった。」との事)
ギャラ子大好きマンと会う度にクリクロのトロフィーが増えていた。2号機オリジナル、1号機ブースト、3号機タイムアタック。攻略が余りにも早過ぎる。気が付くと、アンリミテッドモード以外の全機体トロフィーが埋まっていた。
「こいつヤベェな…。」と率直に感じた。何と言うか、俺と次元が違う。ギャラ子大好きマンとは同い年且つ誕生日も同日。生きている日数が全く同じ人間でここまで違うのか。
遂に、ギャラ子大好きマンはアンリミテッドモードの攻略を始めた。全機体全モードトロフィーを埋めてやると言っていた記憶。TYPE-Zから攻略を始め1つずつトロフィーを埋めていった。
鬼神が如く打開していったギャラ子大好きマンでも、1号機アンリミ攻略は相当難儀していた。弾の塊に押し潰され、真ボスの発狂攻撃やられ発狂する姿を何度も目撃した。それでも、不屈の精神力で何度も立ち上がり攻略をする姿に戦慄した。
その頃から、俺とギャラ子大好きマンはエフワンで遊ぶようになっていた。当時のエフワンのSTGコーナーには縦ネシカ台があった。縦画面の方が単純に画面がデカく弾が見やすかった為、自然とエフワンに集うようになった。
当時の縦ネシカ台は、クリクロと斑鳩のプレイヤーで賑わっていた…と言うにはプレイヤーが少なすぎるか。ギャラ子大好きマンと交代で、俺はZ機体の稼ぎプレイやタイムアタックモードをダラダラと遊んでいた。
そして、ギャラ子大好きマンは見事1号機アンリミテッドモードをクリアし全機体全モードのトロフィーを埋めた。全てのマスがトロフィーで埋まる様は正に圧巻だった。俺の知りうる範囲で、当時ネシカ版クリクロでトロフィーコンプをしたプレイヤーは2名だけだった(ギャラ子大好きマンと某Vtuber)。
「ああ、遂にギャラ子大好きマンのクリクロ攻略も終わったんだな…。」と一人で勝手に感慨に耽っていると、ギャラ子大好きマンはアンリミ1号機で稼ぎプレイを始めた。今度は10兆出してやる、と。
「ヤベェわコイツ」とマジで思った。こんだけやったのにまだやるのかよ。頭ぶっ飛んでる。イカれてやがる。おもしれー奴だ。
トッププレイヤーと1号機1面番長で殴り合いもやっていた。あの頃は最高にバカだった。バイト代溶かして飯を我慢して、スコアで殴り合っていた。本人曰く、嘘抜けを2回やらないとダメとの事で弾の塊に突っ込んで死ぬ姿を腐る程見た。
俺がネシカ台横のGダライアスを1周ALLするまでの間に、ギャラ子大好きマンは10クレ以上筐体に突っ込んでいた。
結局、ギャラ子大好きマンは、出来る事を全てやり遂げ繋げ切ったスコアでも勝てずアンリミ1面番長攻略を終了した。これほどの奴が、文字通り死ぬ程やりこんでも勝てなかった見も知らずのトッププレイヤーに恐怖した。
ガレッガの話
クリクロの息抜きにギャラ子大好きマンはバトルガレッガを始めた。確か、大学2年(2014年)の夏頃だったかな。その姿を見て、俺も何となくガレッガを始めた。当時は、今ほどガレッガの情報も多くなく手探り状態で攻略をしていた。
「連射は入れない方が良い」「オプションは2つまで」「勲章は取れる範囲で」「6面以降はオプション4つ取っても良い」「貫通弾は強いぞ」「4号機ABC決定が強い」
こめんどくせーな、本当意味わかんねーゲームだなとボヤキながら、何とか1周ALLをする。初ALLは4号機でスコアは750万だったらしい。
2014年8月17日バトルガレッガ初ALL
ギャラ子大好きマンも早々に4号機でクリア後、ガインの稼ぎをしていた。2人でガインを遊んでたような記憶がある。やれ臨死で280万出た~とか、ボール降りてこねぇ! ブラハの機嫌最悪過ぎ! 等々とゲラゲラ笑いながらライジングSTGの洗礼を受けていた。
ガインがひと段落するとギャラ子大好きマンは1号機の稼ぎプレイにシフトした。「見た目がカッコイイから」と言う理由で、B決定(真っ赤な機体)を使用していた。正直、理解出来なかった。色の為に性能を犠牲にするのか? と。まあ、俺には関係無いから良いか。
ギャラ子大好きマンはメキメキと腕を上げ、現在1号機B決定で1600万ALLを目指し挑んでいる。正に継続は力なり、だな。俺に欠けている心構えだ。適当に遊んで来た俺はボーンナム1470万位が限界だわ。
勧めた本人がやらない、いつものパターン
某日、「何かおススメの面白いSTG無いか?」とギャラ子大好きマンに聞かれた。奴はガチ避けが上手いタイプのシューター、ならばとケツイを勧めた。
”お手本”で俺が1周ALLのプレイをギャラ子大好きマンに披露した所、興味を持ったのかプレイするようになった。案の定、2~3日であっさりと1周ALLを達成する。
そこから、エフワン店内で稼働していたCAVEシューを片っ端から攻略していった様な記憶。持ち前のガチ避け力で数々のSTGをねじ伏せた。
俺は、キッチリパターン化をして攻略をするタイプのシューター。斑鳩やシルバーガンの様なパターンゲーが大好物で弾避けが大の苦手だった。エスプレイドやぐわんげの攻略は本当に苦労した。
俺とは真逆のプレイスタイルのギャラ子大好きマンのプレイは見ていて面白いし飽きない。俺なら絶対に死ぬ場面でも奴は死なない。純粋に「すげーなー」と思いながらギャラリーしていた。
気が付くと、ギャラ子大好きマンはケツイ裏2周ALLを達成していた。”お手本”プレイを務めた俺は未だに1周ALLが精一杯の未熟者だ。
久々に書きまくったので今回はこの辺で。ご精読ありがとうございました。
次回に続くかも?
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