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佐藤まりんが好きな理由

chuLaの紫を担当している佐藤まりんさん(以下、まりんさん)と出会って、早くも2ヶ月以上が経った。これまでに彼女のチェキの総枚数は30枚を超え、今では都内のイベントだけでなく、名古屋や大阪の現場にも足繁く通うようになった。chuLaのライブが行われる度に佐藤まりんさんに、文字通り「挨拶」しに行くのが日課となった。

彼女がchuLaのメンバーとして活動し始めたのは2018年春であるから、すでにグループとして丸3年以上活動していることになる。グループ内では、「先輩メンバー」、いや「ベテラン」という立ち位置である。

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私がchuLaを知るきっかけとなったのは、YouTuberとしても活動の幅を広げる渡辺あやの(以下、わたちゃん)であったが、わたちゃんを入り口として、今では様々なchuLaの魅力に憑りつかれてしまっている。

まりんさんは、その歌唱力とダンスパフォーマンス力、ユニークなキャラクターが非常に魅力的だと思う。佐藤さんに魅了されて日はまだ浅いが、今回のnoteはそんなまりんさんへの「今」の想いを少しだけ綴ってみたい。

とは言いつつも、ただ頭に思いついたことをつらつらと書いていたら、それこそ「駄文」となってしまうので、いくつかの側面からまりんさんの素敵なところをまとめてみたいと思う。

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chuLaとの出会い、佐藤まりんとの出会い

まりんさんの魅力を語る前に、なぜ私がchuLaを知り、そしてまりんさんに魅了されるに至ったか、その経緯について整理しておかなければならない。

私がchuLaを知ったのは、2020年の夏だった。1人のメンバーをきっかけに、そのグループの存在を知った。

それは、「わたげブルー」を担当するわたちゃんであった。当時、わたちゃんはYouTube活動を始めて間もない、ビギナーYouTuberであった。しかし、彼女の動画のコメント欄を通じて、彼女がアイドル活動をしていることを知り、そこから文字通り「chuLaの発見」へと繋がっていった。

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当時、私は同時期に開催されていた、ライブプラネットのアイドル候補生オーディションで注目を集めていた新居歩美(現在はアキシブproject5期生)を推していた。そのため、「わたちゃん」を知ることが「地下アイドル」を知る入り口ではなかった。とはいえ、YouTuberとしての「わたげ」からアイドルとしての「渡辺あやの」を知ることができたおかげで、その後の「地下アイドル」への没入具合は、まるで「依存症」とも言えるような、極めて病的で、海溝のような深いものへとなってしまったのである。

「なってしまった」と書くと、いかにも「被害者意識」的な気持ちが滲み出てしまうが、決して後悔しているわけではなく、むしろchuLaがいかに魅力的なグループであり、現場(ライブ&特典会)が楽しいものであるか、自覚することができたので、非常に感謝している。

2020年末から21年年明けにかけて、現場経験は未だないものの、私はchuLaの曲をひたすら聴いて勉強した。公式で謳われている通り、chuLaの楽曲はテンポが速く、ノリの良い曲に仕上がっていた。そして、そのアップテンポな疾走感ある曲を、メンバーは生で謳い、踊っていることを知った。

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ライブ映像を観ると実感できるが、これだけの速度のある曲を、踊りながらあれだけ安定した音程で歌うのは、かなり大変なことだと思う。

私は、chuLaの曲を聴き、繰り返しライブ映像を観るうちに、現場に行ってみたくなった。というより、自然とその歩は向かっていたのである。

4月下旬、私は大阪のZepp Nambaで行なわれた事務所主催ライブに参戦し、そこで初めてchuLaのパフォーマンスを生で観た。そしてライブ後の特典会にも参加した。その時感じたことは、「ここに多くの人が熱狂する所以があった…」ということであった。直感的にそれを感じ取った。

と同時に、多くの人が「熱狂」する理由が、単に淡泊な「盛り上がり」ではなく、個性的なメンバーが集まって1つの「ライブ空間」を作り上げているという、その質的な「熱狂」の充実具合にあることを痛烈に感じた。

「個性的なメンバー」というのは、キャラクターの異なるメンバーと言ってしまえばそれまでだが、簡単に形容しきっては、chuLaの面白さが伝わらないように思う。chuLaはメンバーごとに担当するカラーが分かれているが、この担当カラー割りとカラーの修飾語が面白いのである。そして、そのカラーとメンバーのキャラクターが見事にシンクロしていることで、ビジュアル的にも、キャラクター的にも、個性的なメンバーの集合体としてchuLaを眺めることができるのである。

加えて、歌唱力やパフォーマンスといったテクニカル的な面においても、その個性は、「誰かが欠けたらダメ」という意識を「オタク」に植え付けるほど、素晴らしいものなのである。

ミクロで見ると、個々のメンバーの個性に魅了され、グループ全体をマクロに俯瞰すると、個性が上手く調和して「chuLa」の風景が完成する。それがchuLaの魅力であり素敵なところだと感じた。

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そのような「強烈な体験」を経て、私はその「熱」に侵されたまま、GWを迎えた。chuLaはGW中、名古屋で事務所主催のフェスに参加するなど、精力的に活動した。

まりんさんと初めて話をしたのも、その名古屋であった。5月2日、chuLaは事務所主催フェス(対バン)、リリースイベント、事務所主催合同チェキ会といった複数の現場を抱えていた。

特典会の現状として、蒼井聖南、渡辺あやの、佐藤まりんの3人のチェキ列が長いことは理解していた。だからこそ、まりんさんの実像について非常に興味が湧いたのである。

私はその日の最後に予定されていた事務所主催のチェキ会で、初めてまりんさんの列に並んだ。そして初めましてをした。その時、私はまりんさんの底抜けのない笑顔と明るさ、話しやすい空気感に瞬時に魅了された。ここでの「底抜けのない」というのは、度を超したものでは決してなく、また特定の人や時間にだけ現れるようなものではなかった。もちろん、程度の差や「プロ意識」としてのギアのスイッチ(=オフの時との違い)の有無はあるだろうが、誰に対しても順番になったタイミングで「◯◯ちゃん~」「◯◯~」と声をかけてニコっと笑うそのまりんさんの表情に惹きつけられた。

そして、私の名前と現状(5月頭段階)の推しメン・推しグループを伝えると、すかさず次のような言葉が返ってきた。

「アキシブ行くのやめたら?」

「私思ったこと口に出すから」

マスクをしているからこそ印象的な、クシャっと笑ってくっきりと三日月型になったその眼は、私に「なんだこの人は」という不思議な感情を抱かせた。「初めまして」をした次の瞬間に発せられたことの「意外性」と「私を推せば?」という「意外性」、2つの「意外性」が交差して、彼女の「人柄」は私を「沼」に引きずり込んだ。

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「タイプ」ではない、と言ったら凄く失礼ではあるが、本音を言うと、まりんさんは、私が好むようなタイプの女性ではなかった。それは、まりんさんと出逢う前だった。

しかし、人というのは不思議なもので、上述の「意外性」によって、そう、GW中のそのような出会いを経て、私はまりんさんに日に日に引き込まれていった。タイプは、まりんさんのような女性、と変化したのである。

前置きがかなり長くなってしまった。実際のところ、今に書いたような内容そのものが「まりんさんの魅力」の総論なのだが、その歌声から順に細かく見ていこう。

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歌詞が届く&ロングトーンが心地よいその歌唱力

一番最初に特筆すべきまりんさんの魅力は、何といってもその歌唱力であろう。歌唱力と言っても、いわゆる「プロ歌手」としての技量というよりは、「努力」とその「声質」による「味」が素敵なのである。

おそらくプロの歌手の場合、ビブラートやこぶしの付け方、音程・ピッチの調整は非常に上手いだろう。そういった技術的な面において、プロ歌手のスキルを凌駕するアイドルはほとんどいない。まりんさんの場合、音程を正確に取りつつ、高低の跳躍もこなしながら、歌詞を聴き手に伝える意味において、「味」があるのである。おそらく、推測にはなるが、これはまりんさん本人の努力の結果ではないだろうか。(元から声質は良いとは思うがボイトレをしないと高音はでないと思う)

近頃、カラオケ番組が増えている。いわゆるカラオケの採点機能を使った、点数による勝負をおこなう番組である。それらの番組を批判するわけではないが、まりんさんの歌声は、決して単に「音程」を正確に歌ったものではなく、踊る中で歌詞がストレートに響く「味」のある歌声になっていることは看過できないと思う。比較的chuLaのメンバーの中でも声量に恵まれているという特徴も相俟って、まりんさんの放つ歌声は、とても聞きやすく、歌詞を楽しむという面においても聴き手にとって魅力的だと感じるものだろう。

低音でもはっきりと、高音ではさらに頭上をすっと超えていくような芯のある伸びやかなその歌声は、唯一無二だろう。

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参考までにいくつかの動画をご紹介したい。

①佐藤まりんさんのロングトーンを楽しめる動画
まりんさん本人が7月3日にTwitterにあげた動画。自身のロングトーンだけを集めたもの。自身でライブ映像5曲をセレクトし編集している。特に、ト音記号のE~D(mid2E~hiD)あたりの音域のロングトーンが非常に美しい。

URL⇒https://twitter.com/marin_satoh_/status/1411301762904985606

②アイドルカラオケバトル(TIF2020オンライン)DAY1
TIF2020にて開催されたカラオケバトルの1日目にて、まりんさんはchuLaの代表として蒼井聖南とともに出演した。まりんさんはJUJUの「やさしさで溢れるように」の1番を歌った。結果は90.751点だった。

※権利問題もあるのでURLは載せません

③各種MV
YouTubeのフリーク公式チャンネルがアップしているchuLaの楽曲の動画は、いずれもまりんさんの歌声をその映像とともに楽しめる。以下、楽曲ごとの見所を簡単にご紹介。

・「おちゅらけ戦隊ちゅらレンジャー」
1番Aメロ出だし、1番サビ後半、Cメロのソロが特徴的。

・「FIGHTING DREAMER」
前奏出だし、1番サビ後半、2番サビ前半のソロが特徴的。

・「ちゅららんレーサー」
出だし、1番サビ前半、2番サビ前Bメロ後半、Cメロ後半のソロが特徴的。

・「WAKU☆DOKIベイベー!」
1番Aメロ出だし、1番サビ前Bメロ後半、ラスサビ後半のソロが特徴的。

・「ギュッと溢れ出す愛情」
1番Aメロ出だしのソロが魅力的。

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【追記】
7月23日(土)の名港アナフェスで聞いた話

まりんさんの声量が比較的あるというのは、実はちゅらとして活動していく中で手に入れた努力の賜物であるということ。かつての5人体制の頃(夏目らがいた体制の時)はほとんど声量もなく、まりんさんだけレッスンの時に居残りしていたという状態だったらしい。それがここまでの声量になったということは、本人の努力の賜物であることがその証左であろう。

常に笑顔を絶やさない&たまにおちゃらけなそのパフォーマンス

これは実際に現地でパフォーマンスを見ると一番実感することだが、常にライブ中表情が変化するのである。ある時にはプク顔だし、ある時にはニコっと笑っていて、ある時には真顔である。この表情の変化を追うだけでも、まりんさんのライブパフォーマンスに惹かれることは間違いない。そして、さらに付け加えるならば、常に「おちゃらけ」なところも可愛い。ここで言う「おちゃらけ」とは、「ふざけた」という意味ではない。口を大きく開けて笑うその姿そのものを指して言っている。そんな笑顔溢れるステージ上のまりんさんに会いに、今日も現場へ足を運んでしまうのである。

そしてまたさらに付け加えるならば、まりんさんの「煽り」にも注目するともっと楽しい。「クラップ」等、ライブ中メンバーは至るところで「煽り」を仕掛けるが、まりんさんの煽りは常に「目立つ」場所で「目立つ」煽りが展開される。「クラップ」「へいへいへい」といった煽りは会場のボルテージを急速に、急激に上昇させる。まりんさんの「芯」のある煽りは、会場の熱そのものの「ギア」を1つ上げるのである。

chuLaのメンバーの中で、言わば「力強い」=男性的な声質とキャラクターも持ち合わせているところが、同時にchuLaの「可愛さ」と「カッコよさ」のバランスに繋がっているのだろう。

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思ったことを素直に話してくれるその人柄

改めて書くまでもない。実は、私がまりんさんと出会った上述の経緯の内容そのものだからである。

アキシブに行くのやめたら?は正直、かなり衝撃的だった。今まで初めましてをしたアイドルにいきなりそのような言葉を投げかけられたことはなかったからである。それは当然と言えば当然であるが、その「意外性」にこそ魅せられ、次はどんな言葉を投げかけられるのか期待してしまう自分がそこにはいたのである。

おそらく、仮にまりんさん単推しになってまりんさんだけに通うようになっても、今彼女から投げかけられる言葉に変化はないと思う。少しくらいは有難いということを表明してくれるかもしれないが。

「良い意味で」と言ったら変な弁明のようにも思えるが、まりんさんの魅力は「思ったことをストレートに口に出す」その人柄であり、それを自身も自覚しているところだろう。そして、常に「ねぇねぇなんで~」と質問してくれるところだ。思ったこと、感じたことを素直に聞いてくれる、素直に言ってくれるからこそ、こちらもチェキに対する「身構えなきゃスイッチ」が抑えられ、楽しくまりんさんに通うことができるのである。

最近気づいたのだが、こちらに話題を振っておきながら、次にまりんさんの列に並んだ時にはその内容を話さず終わり際に「あ、話せなかった...」とボソっとこぼす手法、手法と言ったら怒られるが、まりんさんはたまにこれを仕掛けて来る。

「今回話せなかったからまた来て」とは直接言われないし、意図的にしているわけではないだろうが(いや、している?)、このやり取りによって、私は「またあの話をするために行かなきゃ」と思い、ついまりんさんの列に吸い込まれてしまうというわけである。

「なんではまちが好きなの?」という問いに「『好き』に理由いる?」と返されたのは今でも記憶に新しい。「そういうことじゃないんだよ笑」と言いたくなる衝動を抑え、まりんさんの笑顔だけを心に留めて列を後にした。その直後、その余韻に溺れたのである。

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佐藤まりんさんに向けて

なぜ出会ったのか分からない。あの時たまたまチェキ列に並んだから、出会った、ただそれだけである。

それがなかったら、それがあったから、私の日常は大きく変わった。確かに、あなたに向けて紫色のペンライトを振る日常の「ヒトコマ」が「今」ある。今日もあなたを想い、今日もあなたに向けて。

結局長くなってしまいました。おしまい。

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(終)

#佐藤まりん #chula #地下アイドル #フリーク



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