No.260 煙草の煙

夜、コンビニ前で煙草を吹かしてみても、
何も変わらなかった。

ただただ目の前で消えていく煙を追って、
手を伸ばす。

掴めるはずもないのに何を求めているのだろう。

吸殻を空いたコーヒー缶に詰め、
新しい煙草に火をつける。

移ろいゆく夢に手を伸ばしては、
灰になって落ちていく。


なぁ、どうしたらいい。

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