私の通っていた小学校はとても小規模で、一学年の人数が10人前後だった。 どの学年も仲が良かったが、私の学年は特に仲が良かった。 中学生の頃は全員でディズニーランドへ行ったり、高校生になって全員進学した学校は違うのに夏休みに集まって遊んだりした。 親からも「あなたの学年は特に仲が良いね」と言われる程だった。 しかし、高校を卒業後は全員で集まったことがない。 誰かと誰かが喧嘩したわけでもないし、最初の頃は集まろうと話しはするものの、住んでいる地域が離れて、全員が多忙で全くと言
定期的に食べたくなる肉じゃが。 あまじょっぱく煮込まれたほくほくのじゃがいもが美味しい。 肉じゃがを美味しいと感じたのが高校生の頃。 部活終わり、いつも20時9分発の電車に乗って帰っていたので家に着くのは大体20時45分くらい。 作り置きしてくれていた夕飯を21時頃一人で食べていた。 (今思うと毎日そんな生活で体力あるなぁ、自分。) それまで肉じゃがはべつに好きなおかずじゃないから、夕飯に出てきても、 あー肉じゃがかー というような感じだったのに、その時は肉じゃがを煮返すと
私が横溝正史の金田一耕助シリーズが好きだ。 もともと探偵モノがとても好きで、その中でも金田一耕助シリーズの世界観がとても好きだ。 昭和初期、中期の混沌としている感じや、なんとなくおどろおどろしい感じ、個性的な主人公や、登場人物。 私の中で全部がなんというか、カチッとハマっている感じがする作品だ。 この作品大体、お家柄がいいお宅には女中さんがいるし、旅館とかが舞台だと絶対にいる。 大体お着物を着ていて、夕飯の支度ができたりすると金田一耕助を呼びに行ったりする。 令嬢は「お嬢
仕事を辞めて2日目。 散歩をした方がいいと言われているので、家を出た。 することもないし、お金もあまりないので、 おにぎりと水筒を持って、バスに乗った。 運転免許はあるけれど、運転が好きなわけではないし、時間にも縛られていないので、久しぶりに公共交通機関を利用したかった。 平日昼のバスは割と空いていた。 そのままバスに揺られ、近所の神社に向かう。 久々過ぎて、降りるバス停を忘れて挙動不審気味に周りの景色を見渡しながら目的のバス停を探す。 結局同じバス停で降りる人が、停
