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モデル裏話 コンポジットの置かれる場所が勝負の分かれ目

リアル日記が多かったので、今回は裏話的なことを。

日本では行列ができるほどのキャスティングってそんなにないので、今からお話しする現象はあまりないのですが、海外では何百人というモデルが一気に押し寄せるので、とある現象がしばしばみられます。


まず、モデルがキャスティングで必ず持参する三種の神器があります。

・コンポジット

・ブック

・ヒール

この三つは必須アイテム。

詳細は今回は割愛しますが、「コンポジット」は最重要アイテム。「ブック」「ヒール」は時に必要ない場合があります。

コンポジットとは、簡単にいうと、自分のアップと全身写真、所属事務所と連絡先、スリーサイズなどの基礎情報が載っている「カード」です。

よく「名刺」と例えられますが、「モデルに必要な基礎情報」

といった感じです。

コンポジットはキャスティングに

「私来ましたよ」という足跡を残すために、現地でクライアント、キャスティング側に来たモデル全員が渡します。

この渡した後、とても気になるあちら側の行動があります。

もれなく、すくなくともコンポジットから形成される

「高い山」と「低い山」が存在しています。

この「山」がなす意味がポイント。

高い山:一見良さそうな山ですが、モデル側からすると「No」を意味します。要はこの案件には該当しない「その他」のモデル群。

低い:モデル側からすると「Yes」。案件に該当する「候補者」のモデル群。

自分のコンポジットがどちらの「山」に置かれるか で、このキャスティングの合否がとりあえずわかります。

この「山」の高低差はすさまじいので、「小さい山」群に入るのは、恐らく10-20人に1人 といった感覚です。

私のコンポジットはどっち・・・どっち・・どっちに置かれるのぉぉぉぉぉ

と内心やきもきしながらガン見。

ほぼほぼ「高い山」群の仲間に入れられている

自分のコンポジットの行方を見届け、しょぼんとなりながらも次のキャスティングに向かう日々が続くのであります。


個人ブログ: fuku3.jp






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