モデルのリアル・ミラノ日記 2018年5月 2週1日め
本日キャスティング2件。
しかもスケジュールが朝と夕方。いったん家に帰ろうかとも思ったが、パソコン持参で行くことに。
1本目はオンタイムのみのコールタイム。でも超ビッグメゾンなのできっと長蛇の列できてるやろうし、オンタイムに行かなくても大丈夫。うしろ少し遅れていくくらいでちょうど良いかな
と、たかをくくったら、予定のバスを乗り過ごし、別の線のバスで行く。
ここからが本日の運のつきの始まりだった。
別の線とはいうものの、いつも乗るバス。なのに一向に駅につかない。挙句意味不明な場所でバスが止まる。まさかの終点にたどり着いたのか?
運転手さんに聞くものの、英語がまったく通じず。単語のみで色々聞く。やはり終点に着いた模様。慌てて地図を見ると、ここから駅まで徒歩20分・・・まじですか・・・。
もうこの時点でキャスティングに行くテンションがダダ下がり。
ただでさえ遅れてるのに・・・。
といいつつもとりあえず向かおうと思い、えっちらおっちら駅まで歩く。結局地下鉄の駅に到着するまで、本来なら15分程度で着くところを、自宅を出てから50分もかかっていた。
なんてこった。結局コールタイムより50分ほど遅れて到着。だがしかし予感的中でまだまだ列ができていたのでしれっと並ぶ。
さすがに私で最後かと思っていたのに、後から約10人ほど来る。
強いぜよ皆の衆。
クライアント側もだんだんめんどくさくなってきたのか、列に並んでるモデルの顔をちらっと見て、帰って良い子、残っていい子を瞬時にスクリーニングしはじめ、列があっという間に短くなる。
そして私も案の定帰って良い子リストに入れられる。しょぼん。
さて、夕方まで時間があるのでお気に入りの場所まで移動して作業を色々とこなす。
そして2件目のキャスティング会場に向かう。この2件目。事務所からアドレスが何回も送りなおされてきていた。
私はどうやら最初に送られてきた間違った住所の方に行っていたらしく、そんなこと毛頭考えずに入り方がわからずうろうろしていたら、たまたま外にいた関係者らしき人に
「どうしたの?」
と聞かれ、
「ここでキャスティングがあるんだけど」
と答えると
「ほんとに?この建物はレッドブルの建物だよ」
え!?まじですか!?!? それはさすがに違うよな・・うーん
「本当にその住所正しい?確認してみて」
と言われ、メールを見直していたら、お兄さんのご指摘通り、間違っていた住所に来ていた模様。しかも間違えた先がよりによってレッドブルって・・・笑
とりあえずレッドブルから本来の場所までどれくらいか調べたら、
これまた徒歩20分。
そしてこの時点で携帯の電池残量2%。
電池が切れても路頭に迷わないように、地図を頭にたたきこんで現地へ向かう。
よやくたどり着いたものの、しばらくすると、キャスティング関係物の人が降りてきて、
「あなたイタリア語話せる?今回はイタリア語が話せる子でないとだめなのよ」
といったニュアンスのことをイタリア語で話され、これまた列をなしていた大量のオンナノコタチは、私も含めて一斉に強制終了。
いやぁ今日は一体何だったんだ。
これまでに類を見ない速さでの瞬殺っぷり。
今日はバスに乗り遅れたり、意味不明な場所で下されたり
と、出だしからあんまりよくなかったしな・・・明日は気を取り直してまた頑張ります。
アイキャッチは、間違って行ってしまったレッドブルの建物に向かう道中の写真。このあたりはミラノのおしゃれ食べ飲みスポットです。
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