「動かない」と宣告されたはずなのに、動く!?不思議な車いすの話

脊髄損傷、脳性麻痺、脳梗塞による左足まひ、四肢体幹まひ、パーキンソン病・・・
足が動かせるはずがない、そんな人たちが「ある車いすに乗る」と言ったとき、医者は猛烈に反対した。
でも、いざ乗ると本人すら驚愕の結果が・・・!

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あなたがもし、自由に動けたら、まず何をしたいですか?
家族と旅行に行きたいですか?

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誰かに会いたいですか?

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イベントに参加してみたいですか?

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こういったかつてはできていたことも、医者から止められていけなくなってしまった。
行くことも困難になってしまった方も多いでしょう。

車いすという手段はあるけれど、誰かの力を借りなければなかなか遠出をしたりすることは難しいと思います。

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現在、国はバリアフリー法を利用して、様々な施設に対し、誰もが利用しやすい施設づくりをしていますが、遅れてしまっている状況です。

とはいえ、「動けなくなった」からといって、あなたのやりたかったことを捨てることはできないですよね。
そもそも、動けなくなったから何もしなくなってしまったら、何を目的に生きていければいいのかわからなくなってしまうでしょう。

あなたは何のために生きているのか?
自分の存在する意味は?

私は、人間希望がなければ生きられないと考えています。

夢も目標も失って、「寝たきりです」と言われて、それじゃあ、私は何のために生きればいいのか。

一方で、いかに苦しいことがあっても、やり遂げることができる人たちもいます。

今、東京オリンピックが行われていますが、こういった競技で活躍している選手や、プロスポーツ選手は必ず厳しい練習を経ています。なぜ、厳しい練習に耐えることができるのか。それは彼らが特別だからではないと思います。
この舞台に出ることができるのは才能がなければできません。しかし、才能だけではいけません。
そこには必ず目標に対するモチベーションがあったはずです。

例えば、「東京オリンピック金メダル」と。

金メダルを取る、という目標があるから、頑張れる。

あなたにも、なにかしらやりたいことがあったからこの文章を読んでいるはずです。

もう一度問います。

もし、自由に動けたら、何をしたいですか?

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たとえ、今動けなくても、それをかなえてくれるかもしれないものが存在します。

それは、広告代理店の人が「あきらめない人の車いす」というブランドイメージを考えました。

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それが、この足こぎ車いす「COGY」(コギー)と言います。

あなたにピッタリの車いすではないかと、私は思います。

「なんだよ、言うだけ言って車いすかよ」と思いでしょうが、この車いすは普通の車いすではございません。

まずはこちらをご覧ください。


この動画で乗った方々はどの人々も医者から足を動かすことができないといわれた人たちです。

「医者から動けないと言われたのに、なんで動かすことができるのか!?」

普通、人間の脳からの「足を動かせ」という指令に基づき、歩いたりや自転車を漕いだりすることができます。
しかし、事故や病気などで脳からの指令が足に届かない場合は、自分の意志で足を動かすことができなくなってしまいます。
これが、一般的に医者から動けないと言われている状態です。

しかし、東北大学医学系研究科半田康延グループが30年研究したところ

COGYに乗った方の足が動くのは、脳からの指令ではなく「右足を動かす→左足を…」という反射的な指令が脊髄の「原始的歩行中枢」から出ていると考えられます。つまり、最初のひと漕ぎがわずかでもできれば、反射的な指令によって、もう片方の麻痺していた足も動く、という身体の仕組みです。

あなたが動かすことができなくても、昔から紡いできた本能が、歩き方を覚えている、といった感じでしょうか。

この驚異の機能に多くのメディアも注目しています。

2015年2月17日 大分合同新聞
2015年4月10日 NHK総合おはよう日本
2015年5月26日 日経新聞電子版
『日経メディカル』2015年7月号
2015年8月18日 東京FM Honda Smi Misson
2015年8月17日発売 AERA
2016年6月28日 ガジェット通信



とはいえ、こういった話をしていっても信じられなくなってしまうので、利用者の声を聴いてみましょう。

米田ももちゃん

フジテレビ系列「ザ・ノンフィクション」でも放送されていました。

ひょっとしたら…出来るかも!と思ったCOGY:米田和美さん(ももちゃんママ)
娘は重度心身障害児です。地域の小学校に通学しています。同級生と比べたら…まだまだ娘は赤ちゃんみたいです。ゆっくり、ゆっくり成長してくれています。

そして、生きてる全てがリハビリです。立位台で立つ練習をしています。でも、装具を装着していざ立位台に立たせると…すぐに寝てしまいます。嫌なのかもしれません。だから寝てシャットダウンしているのかもしれません。
でも、COGYは違いました。自力で進むにはまだまだ練習が必要ですが自分の足が動いているのが分かるみたいです。そして、前進することもわかっています。だから、寝ないで笑顔で練習してくれます。楽しんでいます。
COGYが沢山の方の幸せに繋がれば良いなと思います。出来ないではなく、出来る方法を考える。色々あります。どうすれば出来るのかを考える方が楽しいです。沢山の楽しい時間が皆さんに届きます様に…。

放送の時には

ももちゃん家族、お友達、スタッフが一丸となり、ももちゃんに「足こぎ」の動作を丁寧に覚えこませること3時間。「さすがに、難しいかな」「もう無理かな」皆がそう思いはじめた矢先、満面の笑みで1歩、2歩と、ももちゃんが足こぎを始めたのです。笑顔と感動に包まれた最高の瞬間でした。

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となっていました。

ダンサーのJUNKOさん。

これだけしっかり踊れていますが、肢体不自由と医者からは宣告されたそうです。

「男性には耐えられない痛み」と教えられ、「そのうち痛みで顔が変わる」と告げられ、「将来はどうするつもり?」と訊かれるたび、「きょうが生きられたら、明日も生きられるでしょう」と答えていました。

杖を使うことで「激痛の絶え間」ができて、「人間はあんな痛みに耐えるべきでない」と判ったけれど、次は杖をつく腕と肩の痛みに悩まされ、人間の腕は移動に適していないと知ったのです。脚の痛みには耐えられても、脳に近い肩の痛みは耐え難いから、「お年寄りにはかなり辛いだろう」と想像もしました。

「COGY(足こぎ車いす)」を使いはじめて、「それを使うために必要な筋肉ができるまで痛みに悩まされる」ということがなく、また、「すでにある痛みがやわらぐ」ということに感激しました。

わたしは家事が好きなので「家事支援」を受けようとは考えず、胸の下から膝の下まで装具で補強をして、掃除も洗濯も料理もしています。
当然ながら1日の終わりには痛みと疲れが身体に溜まっています。
しかし、「COGYでハムスター化」をすると次第に痛みがやわらぎ、元気になるのです。両脚を動かすことで、痛みの原因ともなる疲労物資が速やかに流れ去るため。障害が軽度や中度のうちにCOGYを使えば、様々な苦痛を経験しないで済むはずです。

(当時のクラウドファンディングに寄せられたコメントです)

他にもたくさんの喜びの声が寄せられています。

私は「デイ・サービス」で「足こぎ車いす」と出会いました。直感で「私のリハビリには、これだ!」と思い、通所時に乗車しトレーニングするようになりました。
3年前はスキーや自転車ロードなど運動が好きで、アクティブな自分自身の生活に戻るために、そして自由に自分の足で動くことを目標にして「足こぎ車いす」でトレーニングを行っております。
「足こぎ車いす」でトレーニングすると、今までどんな器具でトレーニングしても起こらなかった心地よい筋肉痛が麻痺側に起こるようになりました 。一度屋外で妻を同行し乗車しました。移りゆく景色や風の香り、爽やかな青空のもと、自分の足で漕いで動いている実感、トレーニングしているこ
とも忘れるほど最高の時間を経験いたしました。私は歩く事を絶対に諦めない!という強い意志を持ち続けて、「足こぎ車いす」を漕ぎ続けていこうと思います。

脳梗塞 神奈川県 男性
先日はありがとうございました。
テッキホルダーとても便利に使わせていただいております。COGY は何処に行っても話題の車椅子です 。主人は明るく生き生きしたと皆さんに言われ大喜びです。
鶴見の汐田病院の神経内科の先生達は主人のビデオを撮ったりして患者さんに見せるそうです。良いもの買ったわね!と言われました。

脳梗塞 神奈川 男性
足こぎ車いすが我が家にきてから、はやくも 2 週間が経ちました。
碧は 1 日に 2 回乗りたい時もあれば、3 回目を希望する日もあり、新しい自分のミッションと十分に理解している様子。靴はなるべく足首まであるスニーカーをはいて、マジックテープが靴下にかぶさると、漕ぎ始めに足の甲に軽く痛みがあるようで、靴には注意してマジックテープを留めています。脚は私たちが見るところでは、漕ぎ出しで膝が大きく開かないよう注意し
ています、まだまだ、かかとから漕ぎ出すことができず、特に麻痺の強い左脚は、つま先から伸ばしています。どちらかと言えば、後ろ漕ぎが上手で、押し出すより引く力のほうが出しやすいからでしょうか。
絨毯の上よりも、大理石が摩擦も少なく、楽にこげるようで、玄関外の
エレベーター前の踊り場で、周りにぶつからないようにこいで遊んだりもしています 。お兄ちゃんは足こぎ車いすに触らない約束を守っています、誰も怪我をしていません。みなさまに見ていただけるまで頑張って練習したいと思います。

脳性麻痺 都内 女児
COGYを使用し3年になります。試乗した時、あまりにも軽く漕げ感動し即購入いたしました。我が市は介護保険レンタル不可と言われたのですが、旦那様が「年間のお薬代を考えたら君が元気になってくれるのだったら安いものだよ」と言ってくれました。
私の目標は台所に立って美味しいご飯を作ってあげることです。COGY に会うまでは4点杖で2~3歩が精一杯、旦那様の助けもあり毎日トレーニングした結果、今ではつかまり立ちながら歩行することが可能となりました。個人的意見なのですが、すくみ足でふらついていた足も歩行バランスが整ったような気がします。
もちろん、ご飯を作ってあげる夢が叶いました。

パーキンソン病 南足柄 女性
都内の展示会で知りました主人は全マヒでした、TESS の方が「乗ってみませんか」と声を掛けてきました。私はとっさに「主人は全マヒです。見てわかりませんか」と声を荒げました。
しかし担当者は主人に対してもう一度「乗ってみますか」と声を掛けたのです。
もともと活動的な主人は「乗ってみる」と言い出しましたが、私は『絶対に動かない私が一番主人のことを知っている』と思っていました。試乗を始めると、なんと主人の足が動き出したのです。
本当に驚きました。『私は自分で主人に対して限界を決めつけていました』
今では夫婦そろってお散歩をするのが日課です。ありがとうございました。

脳出血 都内 男性

最後の方のコメントは思うところがあるものです。

「決めつけていた」
医者からの絶望の宣告に、医療も、介護する人も、家族も、本人さえも何かあきらめきっていたのです。

しかし、もし今日の情報に少しでも、心を動かされたなら!

旅行行きたい!誰かに会いたい!ちょっとしたお出かけでもいいからしてみたい!やりたい夢を思い出した!
少しでも、心を動かされたなら!

こちらのHPをご覧ください。もっと詳しい理論が書いてあり、
色々な疑問が解消されると思います。

・なぜ動くのか?
・メンテナンスはどうしたらいい?
・サイズは?

などなどがわかる内容となっています。


最後に
反対はあなたへの推進力でしかない。

人は思い切った行動をとると必ず「反対意見」を言う人がいます。
そんなことは世の中たくさんあることです。

問題はあなたが「受け入れるか、受け入れないか」しかありません。

今、オリンピックを戦っている選手は必死に努力していました。
しかし、感染が多くなると、オリンピック中止論が高まりました。
本来、文句を言うべきは政府のはずが、何が何でも中止にさせたいがために、選手に「オリンピック辞退しろ」という声までとんだ、というニュースもありました。

今、どんな状況に置かれているかわかっている。
それでも、それを跳ね返すのは勝つしかない。

そういった気持ちで強い気持ちで競技に臨んでいます。

これは心の強い人しかできないかもしれません。
しかし、前に進むためには反対意見をもエネルギーに変えて、「なにくそ」と思いながら頑張る。

頑張り続けた先に、あなたの目指すべき道が切り開ける。
私はそう思います。

私の今の目標は「高山善廣選手にCOGYを贈ること」です。
正確に言えばCOGYを贈ることがゴールではなく、どんな形でもいいから、彼にはプロレスラーとして、また立ってほしいと願っています。

この記事は私の参考とモチベーションになりました。

是非、あなたも「あきらめない人」になってください。


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