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「クララが立った!」 今、ハイジを探しています!

「クララが立った!!」
アルプスの少女ハイジの1シーンで、本当は「クララが立っている!」というセリフだったそうですが、
間違いでも皆そのシーンを思い出せるほど、ハイジの・・・いや、日本のアニメ史に残る名シーンです。

2020年7月10日、このタイトルでブログを書いた人がいます。
高山喜廣。
プロレスラー、格闘家として活躍。
急遽出場が決まった総合格闘技イベント・PRIDEにおいて、
ドン・フライとの壮絶な殴り合いは、私たち世代ではまねする人がでるほど有名になった試合でした。
そんな彼は、2017年にプロレス中の事故により、頸椎損傷。
全身不随状態に陥ってしまいました。
首を持ち上げる、寝返りを打つ、ハイハイする
などといった行動をとることもできない状況、だそうです。

そんな彼が、トレーナーに支えてもらいながらも立つことができたそうです。

この記事を書いたのは奥様でしょう。
この懸命な姿を見て、思いのままにブログを書いたのだと思われます。

格闘家として当たり前のように動き、相手を制圧してきたのにもかかわらず、いきなり動けなくなってしまった。
自身を否定される気持ちとなり、死にたくなったことも何度もあるでしょう。それでもリングに立つ・・・その執念がずっと彼を駆り立てています。

私は大学の時、ニュージーランドにホームステイしたことがあります。
ニュージーランドはラグビーが盛んな国。ニュージーランドのラグビーチーム・オールブラックスが勝つか勝たないかが国民の大きな関心事の一つ。それほど注目されています。

現地に行くと、体の大きな、車いすの男性を見ました。どうやら、ラグビーの怪我によって不随になってしまったようです。
若く、人生をこれから楽しむはずだったのに、半身不随。
一気に人生が制限されてしまいました。

難病でそもそも車いす生活の人がいます。
子宮頸がんワクチンの影響で車いす生活にならざるを得ない女性も会ったことがあります。

私たちはハイジのように、自由に動き回ることができます。
しかし、中にはクララのように足が不自由な方もいます。
「クララが立った!」そんな奇跡を起こすことは無理なのでしょうか。

そんな、人生が制限されてしまうことをあきらめたくない人のため
そんな車いすがあります。

「COGY(コギー)」というペダル付き車いすです。

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通常、人が歩行するときは、脳からの信号が脊髄を介し足を動かしています。しかし、脳からの指令がうまく足に伝わらず、足が動かせない方もいらっしゃいます。

「COGY」は、そのような方でも「自分の力でペダルがこげる」可能性があります。

「COGY」は、東北大学30年の研究により、脳からの運動指令ではなく「原始的歩行反射」を利用し自らの筋肉運動でペダルを漕いで推進力とできるように開発された「足こぎ車いす」です。

「COGY」に乗った方の足が動くのは、脳からの指令ではなく「右足を動かす→左足を…という反射的な指令が脊髄の「原始的歩行中枢」から出ていると考えられます。

つまり、最初のひと漕ぎがわずかでもできれば、反射的な指令によって、もう片方の麻痺していた足も動く、という身体の仕組みです。

こんなことを言われても信じられない!
皆さん思いますので、COGYの研究エビデンスについて共有いたします。

大人になった私たちには
初めて立った喜び
初めて歩いた喜び
初めて自転車に乗れた喜び・・・

そういったことを思い出すことはかなり困難でしょう。

しかし、もし、医師から見離された方が、
自分の「足」で移動できることができたら・・・

そして、その周りにいる人たちになれたら・・・

あなたはハイジになることができます。
きっと大きな喜びと社会貢献をした自己肯定感を得ることができるのではないか、と私は思います。

もし、この文章を読んで、少しでも感じる物があれば、こちらのサイトをご覧下さい。

今のままではハイジが足りません。あなたの叱咤激励が必要だと思います。

もし、このプロジェクトを達成することができたら、
高山喜廣氏にもご紹介できるようになれたら・・・と思います。
このプロジェクト発起人に連絡したいと思います。


参照サイト

https://rdnet.jp/act/cogy-global/


よろしくお願い致します。

塚地 風幸


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