ニラの花
9月中旬、ニラがそこここで花を咲かせ始めた。楚々として美しい。くっきりとした冷たい茎の先で半透明の薄いベールから蕾が伸び上がり、日に日に白い花を開いていく。水色を帯びた花茎が次第に間隔を空け花と花が重ならないよう工夫している。蜜が美味しいのだろう、蝶やアリが代わる代わる訪れている。それから一週間あまりが過ぎた。花びらが萎み始めた花もチラホラ。中心部の黄緑色がふくらんで、種ができつつある。台風の後急に気温が下がったので、驚いているかもしれない。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？