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伏線回収がすごい! ってゆう小説とかドラマや映画、実はサブいって気づいてますかっす

「伏線が張られてて最後に回収する」ってことが、なぜか巷でもてはやされている。

誰がいつ言い出したのか。そんなクソサブいこと。

特にヤバいのが、本業ではない方々が、特にタレントや芸人が、小説やドラマや映画を創るとき。

伏線大好物な人が多い多い。

根本的に間違っているのが、伏線なんて、オチが決まればいくらでも差し込めるモノなのである。

視聴者は頭から見ているから、オチまでに出てきた色々がオチとつながったときに驚く。

いや、考えてみて。

オチができていれば、伏線はいくらでも入れられる。

というか実は、どのシーンをどれぐらいの尺でどう入れ込むか、の構成力の上手さが、伏線が上手い、とイコールなのだ。

本題。

伏線の入れ方のセンスは十人十色ではあるが、本業の方が入れるのは、入れるとサブいとわかりながら、熟考に熟考を重ねた結果、それでもいい感じに入れられそうだから入れている。及び、上手い構成のテクニックを知っている人が入れられる。

それをわかっていないヤバいのが、本業ではない方、特にタレントや芸人、である。

何かといえば、伏線が伏線が、とババがちびるぐらい言う。
関西人の「醤油入れといたらええねん」に似ている。

そしてボクが知る中で一番ひどかったのは、某大物人気芸人が監督をした映画。

この世に誕生しなかったほうがいい映画ってあるんだなと思った。

伏線を入れるためだけにストーリーを考えて、オチまでのストーリーは全て伏線で、オチで回収しているつもりなのだが、とてつもなく酷い。

当時、その芸人の番組の作家をすることになったことで先輩に観とけと言われて観た。
文字通りの反吐が出た。

普通のドラマ班の演出や監督の中にさえ、明らかに意味不明なシーンを間に入れ込み、それが最後のオチに繋がっているのを伏線と勘違いしている人も多い。

伏線の良さは、何気なく見ていたシーンが、何も気にならなかったシーンが、実はオチとつながっていた、トリックなら謎解きのヒントになっていた、というのが醍醐味。
入れ方が上手い! という良さが満足視聴につながる。

ただそのクソ映画は、伏線を入れた過ぎて実は伏線になっていないのだが、創っている監督本人は全く気付いていない。

見様見真似で芸人が監督をするからこうなる。
取り巻きの放送作家は何をしていたのだ。まぁ、あそこまで大御所になると誰も何も言えないか。
そうか、だからあんな酷いものができるのか。

何千万もかけて、広告も制作費と同じぐらいかけて、あんなクソ映画を創るなんて、関係者、映画スタッフ、その芸人が好きだから見に行く観客、全ての労力が無駄だと思える映画はそうはない。

いや、こちら側のクリエイターになりたい人は、最高の反面教材として学んでほしいとすら思う。

こんなクソ映画を絶対に繰り返さないために。

その映画のタイトルは

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