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雪とキャンプ

自然環境リテラシー学 12月25日、26日

みなさんこんにちは!
大学一年生のとうふです。
今回も前回に引き続き、大台町の活動に参加してきました。
二日間の活動を記事にしたので、よければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

1日目

今回は前回と違って、キャンプ地が奥伊勢フォレストピアの向かいに変更されました。
気温が前回よりも低く、非常に冷え込む予報だったので、緊急時の場合にすぐに対応ができるようにとのことでした。

全体で今回の活動の注意点や、日程を確認したのちに活動へ。
活動前に各自テントを張って、昼食を取ったのですが、当日は風が強くて、強くて、、、なかなかテントが張れず、とても手こずってしまいました。
そのため、昼食のパンは少し急ぎめに食べることに。
自然環境リテラシー学を通して、テントは何回か張っているのですが、、、まだまだ練習が必要です。

クリスマスリース作り

キャンプ地の自然から集めた材料でクリスマスリース作成。
材料から自分で選択できて、オリジナルのリースが作れちゃいます。

自然を感じつつ、何かを自分で作る時のワクワクする感覚を久しぶりに感じました。
大学生になるとこの感覚を味わうことができる機会もなかなかないものですね。

リースを時計周りに巻き込むことで未来に進んでいくということを表現していたり、リース自体が輪になっているのは、永遠を表現しているということだったりと、クリスマスリースにまつわる豆知識も知ることができました。

今回の実習日が12月25日だったおかげで、クリスマスを感じる楽しい活動ができました。

ロープワーク

大台町のガイドの森さんからロープワークを教えていただきました。
主に「もやい結び」と「巻き結び」について習いました。

もやい結びはテントを張る時にペグに使われる紐の結び方なので、覚えてはいたのですが、今回はそれに加えて、自分の体にもやい結びを行う方法も教えていただきました。向きが変わるだけで、まるで違う結び方のように感じられて難しかったです。

巻き結びは結び目が動きにくい特徴があります。新聞紙をまとめて縛るときに巻き結びは大活躍するそうで、森さんは新聞紙を縛るのに使ったビニール紐を手で切る方法も教えてくださいました。この技は日常でもどんどん使っていきたいです。

森さんは自宅の机の足に練習用のロープがあるそうで、常に忘れないように定期的に練習することが重要だとおっしゃっていました。
森さんの結ぶ様子を実際に見ましたが、私と同じ結び方をやっているのかを疑うくらい高速でした。しかも、手元を見ずに行っていて、ただただ驚きました。
私も森さんのように高速にとはいきませんが、今回習ったことを忘れないように復習を定期的にしていきたいです。

夜ご飯

ご飯を食べることが大好きな自分にとって、この夜ご飯タイムは至福の時間です。
今回はメスティンで無水カレー、スキレットでアヒージョを作りました。
アヒージョで使用するカマンベールチーズを包むビニール袋を剥がし忘れて、スキレットに入れるというアクシデントもありましたが、とても美味しく頂けました!


今回の活動日がクリスマスということで、スタッフの方がなんとなんとクリスマスケーキを準備してくださいました!クリスマスソングをBGMに、蝋燭に火を灯します。まさかキャンプでこんなにクリスマスを満喫できるとは思っておらず、嬉しかったです。そして、とてもとても美味しかった!焚き火を囲みながらみんなでクリスマスケーキを食べたのは人生で初めてでした。スタッフの方、本当にありがとうございました。

他にも、お魚やお肉をお裾分けして頂いたり、焼きマシュマロをしたりと、キャンプ飯を満喫しました。私はご飯優先で温泉に入るのを諦めましたが、後悔なしです。笑

ちなみに今回の宿泊はテント泊か室内泊か選択できる形で、私は室内泊を選択してしまいました。しっかりとした準備でテント泊をされる方もいました。私の準備は今回の寒さを凌ぐには不十分だったと感じました。

2日目

1日目よりも気温がグッと下がり、お昼からは雪も降ってきました。
三重に来てから、初めての雪だったので少しテンションが上がりましたが、寒いことに変わりないので、防寒具をフル活用して活動に参加しました。

朝ご飯

ポトフとベーコンエッグをいただきました。
寒い中で食べる温かいご飯が身に沁みました。

燻製とピザ作り

今回の燻製は胡桃のチップを使用したものでした。
といっても私自身、あまり燻製したものを食べる機会がこれまでなかったのでチップの種類による燻製の味の変化などはわかりませんが、、、笑。
それでも、チーズも鶏肉も水分が飛んで味がぎゅっと濃くなった感じが私の好みな味で美味しかったです。
長期保存を可能にしつつ、美味しく調理できる燻製という調理法はキャンプにはぴったりですね。
いつか、様々なチップで燻製した食品を食べ比べてみたいです!

レスキュー講座

1日目のロープワークに引き続き、より実践的なロープワークとガイドである森さんの実際のレスキューのお話を聞かせていただきました。

ロープの摩擦を生かすことで長さ調節はできるものの、力がかかった時には微動だにしないプルージック結びを教えていただきました。
用途としては、木と木の間にロープを張ってプルージック結びを複数作り、小物をかけることも可能です。かけるものに合わせて、簡単に感覚を変えられる利点があり、キャンプでも様々な場面で活躍しそうです。

そして、森さんの実際のレスキュー活動のお話を聞かせていただきました。

雪山での自分よりも体格のいい方を背負ってのレスキュー。肩紐が肩に食い込むことでの激痛と戦いながらのレスキューだったそうです。お話を聞いているだけなのに体の力が抜けてきてしまいました。

そして、事故の現場に向かった際、救助者の安否をその関係者の方にお伝えする場面のお話。人に伝えにくいことを伝えることの苦しさや、難しさ。これまでの活動の中で森さんが経験されてきたことを教えてくださいました。

生々しい森さんのお話はとても印象に残りました。これらの話を知ると知らないとでは自然と向かい合う姿勢が大きく異なってくると思います。自然の厳しさを知った上で、万全の準備で自然の中で活動することが可能になるのだと感じました。

最後に

今回の活動を通して、自然の中で活動するということは危険が伴うということを再認識することができました。今回習ったことを忘れずに、人間は自然とこれからどのように付き合っていくべきなのか検討することの大切さを身をもって感じました。

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