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武者修行フリーライブ@南港ATC

神戸・大宮の記事からは少し間が空いてしまった。
とりあえず興奮が覚める前に、書いておきたいことを。

【セットリスト】

M01. まだ×02 売れたいエモーション!
M02. 春休みモラトリアム中学生
M03. 君のままで
M04. YELL
M05. いつかのメイドインジャピャ〜ン
M06. ジャンプ



■ 驚異のセットリスト

神戸からスタートした武者修行フリーライブ。
基本的には低学年ズたちが自分たちでセトリを考えたと言っていた。

売れエモや未確認中学生X、ボイジャーといった大学芸会でも歌っていた曲を軸に、
毎公演チャレンジングな曲を設定していたと思う。

神戸では「ハッピーエンドとそれから」、大宮では「紅の詩」、キャナルシティでは「感情電車」
常滑では「ちがうの」、そして…大阪では「ジャンプ」である。


売れエモや春モラ、キングオブ学芸会のテーマなど盛り上がるいわゆる"アゲ曲"は
もちろん難しい部分はあれど勢いで乗り切れてしまう場合もある。
ただ前述の曲たちは単なる歌唱力や盛り上がりだけでは歌いきれない表現力を必要とする曲だったと思う。

特筆すべきは「ちがうの」と「ジャンプ」であるが、これはまた別の記事にでも。
個人的な感覚ではあるが、前者は心菜さん、後者は小久保柚乃に
大いに揺さぶられた曲だった。

■ 曲を自分のものにする


・ 決められた曲を技術的に上手に歌う
・ 曲を自分の中で消化して聞き手に対して何かを伝える
この2つは絶対的な差があるし、この壁がお姉さんズと低学年ズに感じる
パフォーマンス差の正体だと思っている。

それは歴史の差であり、蓄積されてきたものの差である。
ひとつの曲が何度も何度も歌われ踊られることによって
グループと一緒に成長していく様を何度も見てきたファミリーにとっては
この差があるのは当然だし、むしろそれを失ってはいけない。

こればっかりは低学年ズがどうこうではなく、仕方のないことだと思う。
むしろ一朝一夕でそこにたどり着かれては意味がわからない。

正直、歌唱力においては低学年ズではののかまるとえまちなでなでが抜けていると思う。
心菜さんと小久保柚乃については歌唱スキルが抜群であるとは言えない二人
だからこそ、「表現力」の変化を感じることができたんじゃないかと感じている。

なので誤解なきようにしたいのは他の3人の表現力が磨かれなかった、ではなく
心菜さん小久保柚乃の二人が素人の自分にとっても歴然たる差を身に着けてきた、
という感覚だ。

本当に5人とも素晴らしいパフォーマンスと進化をしたイベントだった。
正直、10人のエビ中に戻ることが楽しみすぎることと同時に、
低学年ズの歌割バランスが通常時に戻ってしまうことに物足りなさを感じるのでは
ないかという怖さすら感じている。


しかし、きっとそうはならないのが春ツアーでもある。


■ 武者修行の成果を試す春ツアー「100% ebism」

そんな低学年ズの成長をお姉さんズのパフォーマンスとあわせて見れるのが
春ツアー「100% ebism」である。

"ebism" を "エビ中らしさ" と変換すると
・ 今までのエビ中らしさに低学年ズが染まっていって100%エビ中になるための育成ツアー
であり
・ 低学年ズが持ちこむ新しいエビ中らしさをどこまでお姉さんズに融合させて100%にできるかの挑戦
である。
どちらに固執することなく、両方の良さを混ぜ合わせながら、100%のebismを作り上げていくための
ツアーになると考えるとわくわくが止まらない。

武者修行の成果は、後者のエビ中らしさを低学年ズがどこまで融合させられるか、
エネルギーをもってお姉さんズに伝えられるかにかかっている。
それはステージ上だけじゃなく、日々のレッスンやお姉さんズとのかかわり方すべてにおいて。

あぁ楽しみで仕方がない。
もう春ツアーはすぐそこである。

お姉さんズと低学年ズもバチバチにやりあってほしいし、
声出し解禁となったファミリーもバチバチに仕掛けていきたいものである。


■ 最後に。-桜木心菜の飛躍-

武者修行の最後をジャンプで締めくくったのは言葉にならないものがあった。
その中で、心菜さんだけを見ていた人はわかってくれると思う「もう一歩」があった。
曲の終盤、各メンバーが順番に愛をこめていくパートの中で、自分が歌っていないとき、
心菜さんだけがふわりと笑顔を作った。

ジャンプという曲に対する想いやそれをファミリーに見せつけるというテーマがあった曲の中で
前述の「表現力」とは異なる雰囲気に見えた。

推測だが、この笑顔は意図せず無意識の中で心菜さんの想いが溢れてしまった
瞬間だったのかなと思う。

MCの中で「リーダーとして引っ張っていく事なんて今までの自分にはなかった経験」
と言っていた通り、低学年ズ最年長としてセトリやダンスの仕切りをはじめ
色々なことに目をかけて、他の4人とコミュニケーションをとり続けてきた日々だったんだと思う。

プレッシャーもあったと思うけど、その中でたくさんのことを得てきて、
4人のことを心から信頼して、それと同時にお姉さんズのやってきたことを理解して
達成感と安堵と自分がパフォーマンスできる喜びとこれからの展望を思い描いて
自然とこぼれ出た笑顔なんじゃないかなと感じた。
それほど違和感のない、素敵な微笑みだった。

もしそれが、ジャンプを歌いながら見たファミリーの表情や光景から出たものであるなら
こんなにうれしいことはない。

大袈裟かもしれないし、心菜さん好きの補正は大いにかかっていると思う。
それでもあの笑顔を見れただけで武者修行を通せた意味は十二分に感じられた。

ひとつ成功したらまた次の壁がきっと立ちふさがる。
春ツアーではもっと悩むこともあるかもしれない。
それでも心菜さんなら乗り越えていけると信じれる。

きっと他の4人の推しの人たちも4人それぞれの表情に
それを読み取れたジャンプだったんじゃないかなと。

進める。
迷わず、さいたまスーパーアリーナまで。

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