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2022年 私立恵比寿中学への感謝

年の瀬に今年一年の感謝を込めて。

推しと向き合う

自分の推しは
私立恵比寿中学 出席番号9番
松野莉奈

最近では、「推し」という言葉が一般化して
「推し」を作ること、増やすことへのハードルが
とても低くなっていて、話題にもしやすいし
気軽に何かにハマれる、熱量を持てるというのは
すごく良いことだと思ってます。

一方で、捻くれ者の自分は、自分の「推し」に対する想いは
そんな軽いもんじゃないんだっていう安いプライドが出てきます。

そういう面倒くさいオタクやってます。

推し以外の色のペンライトを振るなんて事、絶対にしたくありませんでした。
でもライブ中に青を振る勇気がなくて
2018年から今年の春ツアー序盤会場まで自分は
ペンライトを持たずに見るスタイルを貫いてきました。
推しが歌っていたパートだけ、青のラバーバンドをつけた
右腕を掲げる。

ここゆののか加入のオーディション時もあんまり興味が持てなくて、
誰が新メンバーでもあんまり関係ないなって思ってたんです。

今思えば、この時点で私立恵比寿中学を応援は出来てなくて、
自分の推しへのプライドに縋った拗らせ厄介でしかなかったんだと
後から気づきました。

「これからも、君とここにいる」

今年2月8日に、その新メンバーたちが推しの家へ行き
私立恵比寿中学を守っていくという気持ちをSNSに
アップしてくれました。

自分が恥ずかしくなりました。
既存の6人含めて、9人は推しと一緒に前に進んで行こうとしてるのに
自分はいつまで止まっていたんだろう。

「これからも、君とここにいる」
の「ここ」は「あの日」ではなく、
「私立恵比寿中学のいるステージ」なんだって
頭では理解しながら一緒に歩めていなかった。

それなのに、6人には過度な期待と信頼を押し付けて、
3人のことはちゃんと見もせずに。

その少し後、4月に柏木ひなたが卒業(当時は転校)を発表しました。
なにかが崩れる音がしました。
いよいよ「あの日」の情景は崩れていく。

本当に推しがいる「ここ」に足を並べたい。
ひなたがいるうちに遅れていた時間を取り戻したい。
と思いました。

いつも「いつか置いてかれるんじゃないか」って
怖さを抱えながらエビ中を見ていました。
前へ前へ一生懸命走っていくメンバーの背中がどんどん遠くなっていくような。

少し目線を変えてみよう、と思いました。

桜木心菜を追う

自分の視線の先にいたのは前から少しずつ気になっていた、桜木心菜さんです。

良くも悪くも今までのエビ中らしくなかった彼女の加入後
どんな立ち回りになるんだろうと思いながら見ていました。

多分、2月のファンクラブイベントの時は
まだ「私立恵比寿中学」に染まりきらない彼女が
いたんじゃないかなって思います。

そこで、春ツアーです。
いつもなにかが変わるのは春ツアーな気がします。
今までのEPを見れば分かる通り、ツアーに慣れたメンバーでも
全会場通してコンディションとパフォーマンスを整えるのは
至難の業で、それが初めてのココユノノカとなれば
正直「どこまで行けるかな…」という不安が大きかったです。

でも蓋を開けてみたら…
裏ではどうかはわからないけど、少なくとも
見える中では最後まで元気に、たくさんの曲を詰め込んで
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
そしてズブズブ私立恵比寿中学らしくなっていきました。

札幌会場では2列目の両席を引けました。
個人的には10列目くらいが好きなんです。
自分のそもそもの見方は、どんな状況であれステージにいる限り
推しだけをみ続けるスタイルなので、前すぎると
目の前に来たメンバーを無視する形になってしまったり、
そもそも角度的に死角が多くなり推しが見えない、ということがあるからです。

数年はその問題も特に感じていなかったんですが、
札幌で「あぁもっと心菜さんを見たい」という気持ちが
湧いていることに気づきました。
コロコロ表情を変えて、楽しそうにメンバーを追いかけて
自分の良さも苦手も受け入れながら一生懸命頑張る心菜さんに惹かれていました。

懐かしい感覚でした。

福岡会場で本当に久しぶりにペンライトを手に取りました。
赤です。
右手は推しのためのものだし、心菜さんは左利きだちょうど良いやって思って左手で赤を2本。
心菜さんのパートで左手を高く。

あぁ…これか…
失っていた時間が取り戻されたような感覚でした。

柏木ひなたの言葉

青以外の色を掲げると言うことは自分がずっと恐れていた
「松野莉奈を蔑ろにしてしまう気持ち」ではなくて
「松野莉奈と一緒に私立恵比寿中学を応援すること」
でした。

最初から
「最新の私立恵比寿中学が最強の私立恵比寿中学」
と言い続けていたひなたの言葉に全ては集約されていたんです。

今だけを切り取れだなんて一言も言ってなく、
これまで歩んできた全てを形にした私立恵比寿中学。

それが「ここ」だったんだなと。

EPのタイトルにもなった「ここから」も
当時は「ここから始まる」や「ここから前へ進んでいく」
という前向きな印象の言葉でしたが、今思えば
「ここからみんなへ伝えていく」という決意の意味合いも
あったのかなと感じます。

おかげさまで。
来年からも迷わず私立恵比寿中学を応援していけそうです。

いつも優しい笑顔で包んでくれる真山さん
決意と眼差しとおちゃらけで引っ張ってくれる彩ちゃん
キラキラみんなを明るい光で照らしてくれる美怜ちゃん
泣いてたら笑いかけて手を差し伸べてくれる歌穂ちゃん
飼っている犬が可愛い中山莉子
現場を楽しむことを思い出させてくれた心菜さん
ふらふらしつつもおそらく皆のバランサー小久保柚乃
どんどん伸びていく様にエースの片鱗をみせるののかまる

そして…
気づけばいつもあなたは道標でした、柏木ひなた。
一番大好きな松野莉奈。
転校して行ったメンバーのみんな。
これからを担う、えまーる&ゆなちゃん。

本当にありがとう。
2023年、私立恵比寿中学の飛躍を願って。

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