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服役者の手紙から誕生した起業教材

刑務所・服役中の人の手紙から
誕生した教材
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師匠の竹田陽一社長の元に
昨年11月16日、
Aという知らない人から封書が届きました。

「私は〇〇市の刑務所に服役中で、1年以内に出所する予定です。

出所したら自分で経営をするため、
刑務所の図書館から『経営に関する本』を借りて学習しています。

今回竹田様と栢野様が書かれた、
『小さな会社儲けのルール』の本を借りて読んだら
とても内容が良かったので、本の感想と、お礼を兼ねて
手紙を差し上げました」と書かれていました。

これ迄いろんな人から手紙をもらったけど、
刑務所で服役中の人からもらったのは初めて。

そのあとすぐ刑務所の係官に電話をして、
「本、CD、DVDなどをプレゼントしたいけど、できるでしょうか」
と聞いたところ、係官は「本は内容のチェックができるので良いが、
CDやDVDは内容のチェックができないので、ダメ」
という返事でした。

そこで私の本にサインをし、他に役立つ本を3冊と、
本の感想文に対するお礼の手紙をAさんに送りました。

a.独立計画の内容は強者の戦略に

それから20日ほどして、Aさんから本のプレゼントに対して、
丁寧なお礼の手紙が届きました。
そのあともAさんから手紙が届き、計5通になりました。

しかし手紙の内容をよく見ると、
出所が近づいていることで感情が高ぶっているからか、
経営プランは徐々にエスカレートし、
内容は「強者の戦略」になっているのです。

これは危ない。放置できない。

Aさんは普通の人と比べると「不利な条件」がとても多くなるので、
弱者の戦略ルールを「より厳重」に守って経営をしなければ、
すぐ行き詰まるのははっきりしています。

そこで失敗を防ぐため、弱者の戦略の「大事なところ」をまとめて、
Aさんに手紙を出そうと考え、文章の項目をレポート用紙に書きました。

ところが項目の数がとても多くなったのです。
これをもとにして手紙を書いたのでは、多くの時間がかかってしまいます。

b.独立・起業のCD制作に着手

「何か良い方法はないか」と考えているとき、
「そうだ。独立・起業について、2巻構成のCD教材を作ろう」
「Aさんから刑務所を出所した、という手紙が来たら
すぐプレゼントすればよい」と考え、
2月の初め頃から原稿を書き始めました。

しかし私は文章を書くのがひどく遅いので、
CD2巻用の原稿を書くのに結局2カ月半もかかってしまいました。

これ迄は原稿が完成したら
これを「プロのナレーター」に読んでもらっていましたが、
今回はこのような事情があるので、
私自身が「直接録音」することにしました。

しかし私は文章を読むのがひどく下手で、
しかも久留米弁がいまだに直りません。

録音したものを聞き直し、
気になるところは何回もやり直したこともあって、
結局CD2巻の録音をするのに6日もかかってしまいました。

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