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TECHNOLGY FOR NITROID

FUKAMIです(ふかみだったり、深見だったり使用するスタックによって表記が揺れます)
初めての方ははじめまして。
そうじゃ無い方はマタ会いましたね、ウレシイです。

NITROIDプロジェクトにおける技術支援と開発を担当しています。
Topiaがより良い未来に進めるために技術と仕組みでアップデートを重ねていきます。


はじめに~技術の本質~


Science without religion is lame, religion without science is blind.
宗教のない科学は欠陥であり、科学のない宗教は盲目である。

「Out of My Later Years」(1950年)より

どんな素晴らしい思想も哲学も科学がないとそれは虚構である。
そして信仰がない科学は役立たずである。

ワタシたちに与えられた唯一他の生物と違う能力は「なにかを信じ込む」という力です。

信じる力は未来を切り開き、想像を創造します。
 
ワタシは持てる限りの科学と技術でNITROIDにおける思想や理想をコミュニティから地続きにみなさんの現実と連結させ続ける。
その為にコトバと技術を借りてくるのがワタシの役目です。


NITROIDの目下アップデート予定

着手をはじめたところもあるのですが、NITROIDに対しては目下下記アップデートを実装していきます。

  • Topia内での運営の効率化

  • 独自コントラクトの実装

  • 外部環境に対しての対応

  • 通貨(Pia)システム

Blockchainの技術や思想をベースにNFT、コミュニティ、個人、はたまた外部へのインタラクションを産む仕組みを次々と実装していく予定です

Topia内での運営の効率化

WalletConnectやセキュリティ強化、その他雑務に近いタスクを効率化していこうと思います。
まず、ホルダーの方が快適かつセキュリティが高い状態を目指します。

具体的には、ホルダー認証のSTEPを短縮し中間BOTがハッキングを受けた際にもウォレットを守れるような仕組みを構築していきます。 

運営のタスクに関しても工数をできるだけ削減し、「その人にしかできないタスク」に集中できるような環境を構築していきます。

独自コントラクトの実装

次回コレクションよりERC-721規格でのNFTローンチを行います。
直近はすべてOPENSEAの共用コントラクトを使用していましたが、独自コントラクトに変わります。
独自コントラクトの実装で得られる効果は下記です。

  1. GAS代の削減

    1. MINTの際に発生するトランザクション数を削減することにより皆様のGAS代を削減します

  2. セキュリティの強化

    1. コントラクト内に貫通BOTや直接コントラクトでのハッキングを未然に防ぐコントラクトを書き込んでいます

    2. マーケットプレイスがダウンしてもNITROIDの作品の売買できる環境になります

  3. 永続性の担保

    1. 前述と少し被りますが、OPENSEAなど依存しているマーケットプレイスが倒れたとしてもコントラクトは残り続けます また、マーケットプイレイスの仕様や方針の変更を受けません

  4. カスタマイズ性

    1. NITROIDで展開する様々なイベントや新たな仕組みに対してNFTを起点に様々な仕組みを実装するカスタマイズ性があります

外部環境に対する対応

こちらはこれから起こりうるリスクや技術トレンドを取り入れることで利便性や新しい試みをキャッチしていくことでTopiaをアップデートしていきます。 
また、将来起こりうるであろう技術的問題を未然に防げるようにがんばります。

通貨(Pia)システム

こちらが本題の通貨システムの実装です。 
細かい要件や仕組みは長くなるのでまた別にまとめますが、Topia内外での活動に大きく影響を与えることになるかと思います。

設計思想を下記に陳述します。

設計思想

貨幣制度と同じような価値を定量化し交換可能なツールとしてはもちろん、貨幣があることでワタシたちが失ってきたもの/とりこぼしてきたものを表現したいと考えております

ワタシたちが失ったものの正体

ワタシたちはモノの価値を貨幣で定量化することで、紙切れを信仰している生き物です 
貨幣制度が登場して以来様々なモノやコトが流動し人類はパラダイムシフトを起こしてきました。 
それは、とても画期的でかつては「得手不得手」の交換、「贈与と返報性」という社会から「需要と供給」の可視化、「情報の非対称性における価値転換」へと社会は変容しました

しかし、ワタシはそのパラダイムシフトの最中で取りこぼしてしまったモノに対して想いを馳せています

それはワタシたちが結果や実績を出すまでに発生するタスクや自律性のあるタスクとそれに対する返報性に義務が発生していないという点です

かみ砕いて話すと、利益を産まないのに誰かからのアリガトウをもらえる行動に対してアリガトウ以上に渡せるものはなく、そのアリガトウをもらった人がアリガトウを蓄積できないということです

これは、とても大事な何かを取りこぼし、間接的に失ってしまっている状態にあると考えます
前述の「得手不得手」の交換や、「贈与と返報性」では必ず義務が媒介していました(興味のある人は マルセル・モースの【贈与論】を一読してみてください) 
ワタシはそれを100点からの減点方式ではなく、加点方式で可視化したいと考えております



その2つのレイヤーで成立するTopiaの社会はきっと信用で成り立つ秩序と未来を切り開くきっかけがあると信じて…


これから不定期で寄稿していきますので何卒ヨロシクお願いしマス

FUKAMI

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