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前ならえで育った時代

 皆さん、子供の頃小学校や中学校でよく「前ならえ」もしくは「前にならえ」という言葉をよく使い、聞いていましたよね。幼かった僕たちはあまり意味を深く考えずやっていた前ならえですが、20歳になってよく考えてみると今の子供達にはあまりオススメしたくない教育方針だと思いました。
 
 ・前にならえ

 現在では、ただ前の人との間隔を空ける行為の事を指す言葉に変わってしまったようですが、僕たちが生まれるずっと前から使われた言葉にはどんな意味があったのでしょうか。本当に縦隊列を整えるための意味でしょうか。深く考えすぎかもしれないですが僕の考察を述べます。

 ・先人たちを真似る時代

 先人、年上、先輩、上司…と、日本人は何かと自分より上の立場の人間を敬う教えを受けてきました。ずっと昔から日本人はそうだし律儀で良いところでもあると思います。しかし、近年悪いところにもなりつつありますよね。パワハラだとかセクハラだとか立場を利用したハラスメントが目立ってきています。

 ・ハラスメント

 僕は社会人3年目に入り今年で21歳、会社でも様々な経験をしました。仕事は本当に楽しいです!学生から社会人になって本当に毎日の一つ一つが経験です。でも良い事ばかりの人生なんてのは無くて、時には悪い事もあります!

 僕はパワハラが原因で人間関係が悪化し自ら会社を去りました。仕事は丸投げされるし毎日先輩と上司の機嫌を伺って自分が悪くもないのに謝って楽しくもないのに愛想で笑って、大変なことばかりでした。でも、本当に勉強になりました。良くしてくれる人も少なからずいます。気にかけて電話くれたり、ご飯に連れて行ってくれたり、一緒に遊びに行ったり話す内容も同級生からは得られない体験談だったり今でも連絡をとっていて本当に尊敬しています。この人みたいな人間になりたいとまで思っています。それほど尊敬したり信頼できる人間っていうのは魅力的で自分の人生において本当に大事な人です。

 良い人、悪い人で周りの人を区別するのはあまり良くないことかもしれないけれど、僕は自分に対してのその人の行動や言動で判断してしまいがちです。だから、この人を見習おうとかこの人みたいになりたくないとかって思うんです。
 
 つまり、言われるがまま真似せざるを得ない古い教えよりも自由のきく、学びたいことを学びやりたいことをやらせる環境を次の世代に作っていくべきなんです。もちろん礼儀や作法、規律を守ることは大前提ですけどね!(笑)

 だけど、だからといって全日本の子供達をそういう風にするには僕には権力も学もないので、自分の子どもができたら伸び伸びと育ってほしいと思っています。

 ・前に○○

 もう長くなってきたので締めますね。前にならえで育ってきた僕たちですが、前の人を習うだけじゃダメですし前の人が間違ってるかもしれない。結局その人を見極めるのは自分なので、「その道を通る」のではなく「この道もあるよ」くらいの感覚で生きていけばもっと気持ちが楽になると思うんですよ。なので、「習う」ではなく「学ぶ」という言葉の方が現代の人たちにはちょうどいいニュアンスだと思います。縦隊列を整える言葉は今後も「前にならえ」かもしれないですが、生きていく上では

「前に"学べ"」

でもいいのかもしれませんね。ピュウ〜!

次回、VRアダルトビデオで毛虫を見つけた話!乞うご期待!

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