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当直医の眼差し優し 春の宵

 娘の合格祝いに外食をしようということになり、息子の習い事の迎えに家族全員で向かったら、息子が「左の脇腹が痛い。ずっと我慢していたけど、どんどん痛くなってきて、もう歩けない」と大騒ぎ。便秘じゃないのかと聞くと、今朝も普通にお通じはあったと。慌てて夜間外来へ連れて行くことに。
息子「ここ、何か見覚えある。」
私「小学生の時に来ているからね。」
お腹が痛いって大騒ぎするので、慌てて連れてきたら、便秘で、灌腸してもらったことがあったと伝えると、
息子「あー…。」
 その後診察。マスク・フェイスシールド越しですが、優しそうなお医者さんでした。左脇腹が痛いというので、手で押さえたり、指でトントンとたたいたりした後、
医師「右は太鼓のような音がしますが、左はしませんね。」
私「それは、中身が詰まっているということですか。」
お医者さん、とってもやさしい顔でうなずきました。看護師さんも。
 結局家に帰り着いたのは10時でした。あーあ。こんな日もありますね。

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